ロボロは笑顔を作った

プツンと消えた

ピコン（通知音）

「トントン？起きとるか？もう撮影する時間やけど遅刻？」

何も応えないゾム

トントンは早足でその場を去った

撮影場所の真逆の方向に進むゾム

30分後

プルル（着信音）

「もしもし」

「此処どこなんやろ？」

「何か赤い壁がある」

「分からへん」

「何でかな？此処に居ると安心する」

ゾムから写真を送られてきた

確かに赤い壁なのだがどす黒く見える

「うん壁やで壁触ったら赤のペンキ付いたわw」

「まだ乾いてなかったみたいやわ」

「興味あったから」

「……」

「今日無理」

「うん」

赤い壁の写真をみんなに見せる

次回 赤い壁の正体