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神 ほんと天才すぎる こんなたったの1話で赤くんの状況を分からせるって本当天才 こはるちゃんのこういう作品が1番好きです🥲✨
※nmmn 病み しんぷる
すたーと
激しく息を荒らして長い長い階段を登る
ようやく着いた、なんて思いながら
力を込めてドアノブを捻って重い扉を開けた
「がちゃん...ッッッ!!」
扉が開いた音と共に、
誰かによって壊された鎖がぶつかりあい金属音が静かな廃ビルに響いた
この廃ビルから見る街の景色は言葉にならないぐらいに美しくて、
到底、汚れたきった人間たちが作ったものとは思えない
突然嫌っていた兄弟がいなくなったって知ったらみんなはどーなるかな、
悲しむ?
後悔する?
みんなの絶望に浸ってる顔が頭に浮かぶ
正直、みんなが不幸になろうがもう俺には知ったこっちゃない
みんなの方から裏切ったんだから
今更あの人たちを思う心なんて持ち合わせていない
.....なんて言うけど本当はもう少し信じていたかったな、なんてね
しばらく街を眺めていると心にもやがかかるような気がした
胸が痛い
苦しい
助けて
喉が鳴く
呼吸を奪われる
まるで俺の周りに酸素がないみたい
頭上を見上げると、点々と星が光を放つ
手を伸ばしても、
足掻いても、
俺は触れられない
だって
遠い存在だから
なんて考えたら心のもやが晴れてきて
ずーんっとしてた心が一気に跳ねた
気分は爽快
思い残すことなんてありゃしない
早く星になりたい
輝きたい
みんなに見て欲しい
そして
綺麗だね、美しいねって
言われたい
もう終わろうか
今日
生きること
そして人間を
_辞めます_
俺は大きく1歩、
空へ向かって踏み出した____
Fin
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
こういうのが一番書きやすい
正直恋愛系本当に書くの苦手🥲
見る専です