凛
やぁ!
コネシマ
やぁ!諸君!!!
凛
うぃー!
コネシマ
始まるぞ!!!
ショッピ
始まります!!!
凛
おはよう
凛
って返事あるわけないか...
私の名前は 青菜 凛
このふたつのお人形さんの名前は
「コネシマ」「ショッピ」
可愛いでしょ?
コネシマ
...
ショッピ
...
うふふw
あぁ。そうだ。私の自己紹介がまだだったよね
わたしはとある病気を持っている
鬱病だ
今日こそ学校行こう
そう思っているけど
この2人の人形に
「行っちゃダメだ」
「行かないでください」
なんて言われてる気がして
行けない
本当は人形が喋るわけない
自分が弱いから幻聴が聞こえるだけ
そんな毎日を繰り返してる
凛
うわぁぁ
凛
また聞こえる
凛
頭が痛い...
凛
...
凛
自分が弱いだけ
凛
自分が弱いだけ...
そうそう
私がうつ病になった理由は
学校からいじめを受けているから
凛
うがっ
凛
頭が...痛い...!
ゴトッ
凛
!
ショッピ君(人形) が落ちた
凛
え...何...
風で落ちた
なんてことあるわけない
今部屋は窓が閉まってて
エアコンすら付けていない
凛
何...ポルターガイスト...?
もう...やめてよ
怒りと悲しみの感情が浮かび上がる
今鬱病に悩んでるのに
次は幽霊?
もうヤダ
凛
なんでこんなに苦しまなきゃ行けないの...!!!
ゴトッ
次はコネシマ人形だった
凛
ビクッ
凛
何...なんなの...?
そんな時
いきなり目の前が暗くなった
パチッ
凛
?
目が覚めた
どうやら夢を見ていたらしい
凛
なんだ幽霊は...
凛
いないのか
凛
!
凛
今日は学校に行かなきゃ...!
凛
...?
凛
頭が...痛くならない...?
凛
なんで...?
一瞬...一瞬だけ 鬱病が治った
そう感じてしまった
そんなわけはないけど
凛
...学校に行こう
凛
コネシマ、ショッピ君....
わたしはふたつの人形を持って
カバンに入れた
凛
2人がいれば...怖くない
そう思い
家を出た