類
うっ…や、ちょっとまっ__
類
う゛っ!…、…ぅはっ…、は…
司
類が悪いんだぞ?
司
オレ以外から貰ったものは食べたらダメだぞ
類
つか、さ…くん、ほんとにごめ__
類
うっ…!はっ…、は、…ぅ、………
司
………類
司
早く吐いてくれないと、もっと痛いことをしてしまうぞ
類
うっ…ぅ…は…、は…、ふっ…、
司
…類、泣かないでくれ
司
痛いのは分かるがちゃんと吐いてもらわないと…な
類
ぅ、ひっ…、は…、は…、
司
…さすがに殴っただけでは吐くのは無理そうだな
司
類、口を開けろ
類
………わ゛…!?
司くんは僕の喉元まで手を突っ込むと
腹部をもう一度殴り、
喉元を押さえた
類
あ…、あ…っ、まっへ、む、ぅ゛、あっ
胃の辺りが気持ち悪くなって、
体を、
温かい“なにか”が通るのが分かった
類
ぐ…ぅえ…
びちゃびちゃ…と音をたてて
僕の口から出た“なにか”が
屋上の床に落ちた
類
ぅ、うぅ…はっ…、は…、
司
類~!偉いぞ!
司
ちゃんと吐けたな
司
類、
類
ぅ、んっ、…
類
ん、…っ、んんっ!…、
類
やっ…、は…、
司
…キスするの嫌だったか?
類
そう…じゃなくて、また吐きそう、だから
司
じゃあ、楽になるまで付き合うぞ
類
ま、まっへ、!も、もぅ、あいじょぅぶ…っ!!
司
ん~?まだ気持ち悪いのだろう?
類
…!
瑞希
あれ~!類と司先…輩……
瑞希
え、っ、え、だ、大丈夫?!
瑞希
えっ、る、類体調悪い?大丈夫?
類
み、瑞希…
司
少し体調が悪いようで吐いてしまってな…
瑞希
類、保健室行った方がいいよね?
瑞希
司先輩このあと授業だし、ボクが類を保健室に連れていこうか?
司
暁山もこの後授業だろう?
瑞希
う…、いや~ボクは授業サボりにきた、というか…
類
瑞希……
瑞希
わ、わかってるよ!授業ちゃんと受けまーす!
司
…類はオレが連れていくから大丈夫だ
司
暁山はしっかり授業に出た方がいいだろう
瑞希
は、はーい…
瑞希
じゃあ、類、お大事に!
類
うん、ありがとう、瑞希