kn
その日は雨の日だった
6月の、梅雨の時期だった
今日もいつものように
楽しくもない授業を受けたあと
帰る準備をしていた
生徒
kn
今日は雨の日で外も寒かった
はずだった
kn
生徒
生徒
生徒
今日はいつも以上に気温が低く、雨が降っているから
できた傷が痛む
寒い
息が白くなっていく
バキッ!!!!
kn
そんなことを思っていたら…
思いっきり蹴られた
骨が...
折れる音がした
kn
生徒
生徒
何も聞こえない
耳が冷たくて痛い
ガサッ
そんな時、音が聞こえた
ut
生徒
生徒
ut
タタタタタタッ...
ut
ut
kn
立てない
そう言おうとした瞬間
彼は分かったのか運んでくれる
なんで助けたんだろう
俺なんかを
ut
kn
(ガタッ
kn
ut
ut
kn
ut
ut
kn
ut
彼は…きっと
感情が壊れている
ut
ut
ut
ut
kn
目にハイライトがない彼
きっと彼は
心が冷たいんやろうな
ut
kn
kn
ut
ut
kn
ut
ut
kn
その一言で一瞬にして暖かくなった
ut
ut
kn
ut
ut
kn
ut
ut
kn
外に見えたのは虹が
まだ雨は降っているけど
俺を雨の日の中でも感情に火を入れてくれた
もう 寒くない
kn
ut
kn
ut
kn
kn
ut
これが
僕達が出会った
最初の梅雨の日の物語である
.*˚𝑒𝑛𝑑꙳*゚
コメント
2件
最初から最後まで好きです。 梅雨の時期の良さが伝わってきました