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らっだぁ
仁王立ちする人物はらっだぁ。額に二本の角を生やした、青鬼を彷彿とさせる姿をしている。
兵士
兵士
兵士たちは彼らを“厄災の獣”と呼ぶ。それは、世界が知る破滅の化身であった。
コンタミ
レウクラウド
みどりくん
らっだぁのそばに立つ三人が、兵士たちの様子を見て淡々と話す。
彼らもまた、体の一部が触手、炎、鱗の異質な姿形をしていた。
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁは困ったように微笑んで、小さく首をかしげた。
らっだぁ
兵士
らっだぁ
兵士
らっだぁ
兵士
らっだぁ
兵士
一人の兵士による言葉は、兵士たちの戦意を奮い立てた。
兵士
兵士
兵士
武器を持ち直した兵士たちが雄叫びを上げながら、一斉に向かってくる。
らっだぁ
らっだぁ
兵士
らっだぁ
兵士が銃剣で切りかかってくるのを、らっだぁはすんでのところで避ける。
レウクラウド
そばにいたレウクラウドは、息を吐くように高温な炎を放ち、兵士の銃を溶解した。
兵士
続けてその炎が兵士の体に燃え移り、倒れ込んで動かなくなった。
レウクラウド
レウクラウド
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
ばどきょー
らっだぁ
ばどきょー
そうして、この争いを終わらせるための戦いが始まった。
長きに渡った紛争は今日、終わりを迎えた。
兵士
最後の愚者が、厄災の獣によって討たれた。
倒れた兵士はその身が裂けていても、最後まで思想の実現を呟いていた。
らっだぁ
ばどきょー
らっだぁ
みどりくん
コンタミ
らっだぁ
ばどきょー
レウクラウド
レウクラウド
レウがそう言って視線を向けたのは、ばどきょーの背後に隠れる少女。
少女
レウクラウド
ばどきょー
らっだぁ
ばどきょー
外が静かになったのを聞きつけ、崩れた建物や壕に隠れていた市民たちが出てきた。
らっだぁたちと市民たちは対面し、空気が緊張した。
らっだぁ
らっだぁ
ばどきょー
らっだぁ
らっだぁがそう言うと、市民たちは目を合わせて戸惑っていた。
そのとき、人混みをかき分けて、ひとりの女性が少女めがけて走ってきた。
少女
らっだぁ
らっだぁ
ドンッ
らっだぁ
母親は両手でらっだぁを押し退け、慌てた様子で少女を抱きかかえた。
母親
母親
母親は蔑むような目を向けて、罵声を浴びせた。
他の市民たちは母親に同情し、同じようにらっだぁたちを憎しみの目で見つめた。
市民
市民
市民
らっだぁ
らっだぁ
市民たちは矛先を向け、瓦礫の破片や土を投げつけた。
その情景はらっだぁにとって、ひどく残酷だった。
ばどきょー
コンタミ
レウクラウド
みどりくん
らっだぁ
らっだぁはみどりの肩を借りて、早々にこの国を発った。
目指すのは、自分たちの隠れ家である。