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テラーノベル(Teller Novel)

デカパン博士{{{ ― 二 ― }}}

壱華さんは……

デカパン博士{{{ ― 二 ― }}}

睡眠薬を貰いに来ただけだすが?

カラ松💙

は?

おそ松❤️

ちょっと待て、嘘ついてないか?

デカパン博士{{{ ― 二 ― }}}

ホエホエ!?嘘なんかついてないだす!?

チョロ美💚

けど、壱華は記憶がなくなってるけど……博士じゃないの?

デカパン博士{{{ ― 二 ― }}}

そんなものは置いてないだす!
それに壱華さんにちゃんと書いてもらってるだす

トド子💗

本当だ……

十四松💛

でも、なんで……

デカパン博士{{{ ― 二 ― }}}

普通に考えたらあのニュースダスな
ショックで本当に無くなったか………
自分の意思でわざと演技をしていたとか…………それしか考えられないだす

カラ松💙

っ…………!

カラ松💙

(確かに考えられる…)

カラ松💙

(じゃあ……あの時のごめんは…!)

カラ松💙

行かなきゃ

だ!

おそ松❤️

おい!カラ松!!

チョロ美💚

兄さん!

カラ松💙

はぁ……はぁ

カラ松💙

(いない……)

カラ松💙

(そりゃそうか、そうだよな……)

カラ松💙

はは、最低だよ……まじで

カラ松💙

壱華のヘルプに気づかず、ただ普通に暮らして最終的に傷つけた……

カラ松💙

本当に最低だよな……

壱華💜

…………

壱華💜

最低なんかじゃないよ

カラ松💙

!?

振り返ると壱華がいた

カラ松💙

おま、いつから

壱華💜

無意識に涙を流してた時から……なんか最低だよってところから

カラ松💙

そうなのか……

壱華💜

確かあなたは……松野…カラ松さん?

カラ松💙

…………

壱華💜

あれ?違う??
なら、おそ松さん?

カラ松💙

冗談はよしてくれ

壱華💜

え?

カラ松💙

演技だろ……それ

壱華💜

カラ松💙

デカパンに聞いたぞ

カラ松💙

記憶喪失の薬ではなく、睡眠薬を貰ったってね

壱華💜

………………

カラ松💙

なぁ、どうしてそこまでして俺たちを忘れようとするんだ

壱華💜

決まってるでしょ

壱華💜

私は家族が憎いのよ

カラ松💙

…………壱

壱華💜

普通さ、こんな時人を攻める?
事情を聞かずに悪い人扱いして…
心がないのかと思ったのよ

カラ松💙

な……

壱華💜

それに、人前に立つのが好きな私は
誰かさんのせいで怖くて怖くて仕方がないの……

カラ松💙

………………

壱華💜

どれだけ苦しかったのも分からずにごめん?
笑わかせないで

壱華💜

正直言って、あの時殴ってやろうかと思ったわ
けど、私優しいからそんなことしなかったの…………偉いでしょ?

壱華💜

それに、私あなたのことなんかなんの感情ももってないから……

カラ松💙

っ……

壱華💜

泣いて許されると思ってんの?
泣きたいのはこっちなんですけど

壱華💜

それに……どっちにしろ私たちは別れるの

カラ松💙

そんなこと決まってな

壱華💜

お見合い

カラ松💙

!?

壱華💜

ほらね

壱華💜

ていうか、家族同士で結婚は法律でダメなの

壱華💜

いいきっかけだと思わない?

壱華💜

新しい人と幸せな時間を送れるのだから

壱華💜

それに……

壱華💜

カラ松には幸せになって欲しいの

カラ松💙

…………っ

カラ松💙

そんなのできない

壱華💜

は?

カラ松💙

俺はお前がいないと生きていけないんだ!

壱華💜

……!

壱華💜

何言って……

カラ松💙

結婚は誰だって憧れる……

カラ松💙

だが、壱華といるならそんなのどうでもいい

カラ松💙

俺はお前と幸せになりたいんだ!

カラ松💙

だから……

グイッ(胸元を掴む)

カラ松💙

壱華💜

私をバカにしてんの

壱華💜

人の気持ちを知らずに同情して楽しい?

壱華💜

いい加減にして

壱華💜

私はもうそばにいたくないって言ったよね?

壱華💜

忘れたの?

壱華💜

1回言われたこと守れっての

カラ松💙

……っそんな言い方ないだろ!

壱華💜

うるさい黙って

カラ松💙

黙っていられるか!

カラ松が手を振りあげてきた

カラ松💙

っ!

バチン!

壱華💜

いっ……

カラ松💙

あ、すま

壱華💜

別に……なんとも思ってないから

カラ松💙

………………

壱華💜

………………ねぇ、

壱華💜

私の最後のお願い聞いて

カラ松💙

は……

カラ松💙

何言って……

壱華💜

お見合いの相手と結婚して幸せになって

壱華💜

そんで、私のこと忘れて

壱華💜

私を家族の一員から外して

カラ松💙

な……

カラ松💙

そんなこと……っ

壱華の瞳は、絶望した瞳になっていた

壱華💜

お願いね

カラ松💙

待って……

壱華💜

もう…二度と会うことがないことを願うわ

壱華💜

さようなら

そして、去ってしまった

おそ松❤️

いた、カラ松

チョロ美💚

兄さん……探したんだからね

おそ松❤️

……カラ松?

カラ松💙

おそ松……みんな

カラ松💙

俺、お見合い受ける

カラ松💙

それで結婚する

トド子💗

え!?

十四松💛

兄さん?

おそ松❤️

お前正気か!?

おそ松❤️

壱華を見捨てるのか!?

カラ松💙

見捨てるなんて言ってない

カラ松💙

だが……

カラ松💙

家族から抜けると言っていた

チョロ美💚

どうして止めなかったの!?

カラ松💙

止めたさ!

カラ松💙

だが……あいつは最後の願いだからって…………

カラ松💙

せめて、家族としてそばにいて欲しかった

十四松💛

…………っ

トド子💗

姉さん……

おそ松❤️

クソ!

おそ松❤️

そんな遠くには言ってないはずだ

おそ松❤️

俺、行くわ

だっ!

チョロ美💚

………………とにかく今日は兄さんに任せて帰ろう

十四松💛

(。_。`)コク

トド子💗

うん

カラ松💙

………………

カラ松💙

(お前がそう願うなら……俺は)

カラ松💙

(だが、お前を手放すつもりは無い)

カラ松💙

(次は絶対家族として帰ってきてもらう)

繊細な雫~第3章~

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