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テラーノベル(Teller Novel)
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今回のお題は


年の差


です


それでは


スタート!






年が全く違う人を


好きになってはいけないのだろうか?


俺は、


俺を見てくれた


あの人が好きなのに






「友達できた〜?」


「…。」


「夕飯の準備しとくから課題終わらせときな〜」


「…母親かよ…」


「おんなじようなもんじゃん」


「…人の気も知らないで…ボソ」


「なんか言った?」


「なんでもねぇ」



俺が小6の時


親父が再婚した


俺が邪魔だったのか


義理の姉である愛に


親父とおばさんは俺を押し付けた


当時は今よりもグレてたから出会いは最悪だったけど


そんな俺にも


愛は優しく接してくれた


そして


好き、


という感情を覚えた






そんなある日


愛は男を連れてきた



「愛の幼馴染みの陽って言います。翔和君だよね?よろしく」


「チッ」


「舌打ちは駄目って何回も言ってるのに」



その後も


陽とか言う男は居座り続けた


そしてそいつが帰ってからやっと


愛がかまってくれた



「どうしたの?そんなふてくされた顔して」


「愛がかまってくれなくて…ちょっと嫉妬した…」



言っている自分も恥ずかしくて顔に熱が集まった



「なにそれwかわいー」



頭をぐちゃぐちゃに撫でられた



「…やめろっ!(ほんとは嬉しい)」


「つまりさ、翔和は私のことが好きってこと?」


「チッ…そうだよ、わりぃか?」



こんなこと言わせんじゃねぇよ



「私も好きだよ〜」


「ほんと…?」


「あっ、もちろん“家族”としてね?」





「ほんと…?」



やっぱうちの弟が一番かわいいだろ…


でたよ


たまにしか見せない無自覚上目遣い


ほんとは大好きなんだけど


気持ち悪がられるかもしれないから


焦ってこう答えた



「もちろん“家族”としてね?」



すると一気に周りの温度が冷え切った



「こっちは本気なんだぞ…?」


「え、えっ?」



どういうこと?


え?


ん?


翔和は私のことを


本気で


すき…?



「いや、ちょっ、え?」


「だから、愛のこと本気で…す、き…なのっ!」



いやいやそんなわけ無いでしょ


そんなわけ…ない、よね?


てか


可愛すぎて話が入ってこない



「…二度も言わせんじゃねぇーよ…」



そう言って耳まで赤く染めた



「いや、でも、よく考えて…?私もブスだし何も取り柄ない、よ?」



ブスというと間髪入れずに



「いや、愛が世界一可愛い」



と真顔で答えた



「いやいやいや〜、そもそも、ね?年が離れすぎてるじゃん?翔和は14歳、私は22歳だよ?」


「年の差なんて関係ねぇだろ。年が離れてたら好きになっちゃいけねえなんて誰が決めたんだよ」


「んぐっ」



正論すぎて何も言い返せない



「真面目に答えて…?」


「あぁあ!もう!翔和は可愛すぎるの!ほんとは誰にもその顔見せたくない」


「はっ!?か、可愛くなんかねぇよ!」



すると一瞬真顔になってこういった



「って、は?それってどういう…」



「…つまり、ほんとは大好きってこと…?」


「なんで疑問形?」


「大好きなの。翔和のこと。」



勇気を振り絞って答えると


初めて


とびきりの笑顔を見せてくれた



「俺も、愛が大好き」






私からの条件、舌打ちしないこと


じゃあ俺からは、他の男と仲良くするな


ん〜それはなぁ


んだよ、浮気か?


いや違う違う!仕事とかで


別に仲良くしなくてもいいじゃん…


えっ!可愛い…


可愛くねぇ!


はぁ〜わかった仲良くしない



まあ彼氏なんだから私のこと守ってよね


いくらでも守ってやるよ



じゃあ俺から離れるなよ


うん。離れない






これからも今までみたいに


二人で歩いていきたい

この作品はいかがでしたか?

50

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