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Chapter 3 闇の中

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2024年04月22日

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ーーーーChapter 4 闇の中ーーーー


「はい今回の企画は〜‼︎」

そう言って始まる撮影。

今日の動画は僕、ぼんさん、おらふくん、menの4人。

おんりーは体調不良らしい。

心配だけれど、今は目の前の撮影に集中するべきだと思い、一瞬忘れることに。

動画撮影が終わり、配信。今日はエンドラ討伐の配信。4人で行うのは複雑だけれど。

配信もクライマックス、今からエンドに入る。足を入り口ポータルに突っ込む。

いつものエンドと、なぜか違った。

〔なんか…暗い?〕

〔すごい抉れてる…〕

視聴者さんたちのコメントの通りだ。その瞬間、モニターが光り、その中に吸い込まれる。


…どこだ?真っ暗。闇の中のよう。周りを見回すと、いつものアニメ風ビジュアルのメンバーが。

「おーい、みんな〜!」

すると、ぽこぽこと吹き出しが出る。どうやらこれはコメント欄らしい。そして、おらふくんが焦った様子で、

〈…ドズルさん‼︎大変ですっ、おんりーがっ…〉

えっ⁉︎上空を見る。すると、エンドラではなく、おんりーが飛んでいる。こちらをじっと見つめて、すっと目を逸らす。

「おんりー⁉︎」

『ドズル…さん?』

このおんりーは、色々と違う。アニメ風ビジュアルなのに、片目は黒に侵食され、紫色の瞳に。頭には角もある。何より、背中には大きな翼が生えている。

〈おんりー‼︎〉

《おいおい、何でここにいるんだよ…》

【体調不良じゃないの?】

〔おんりーチャン⁉︎〕〔どうしてここに…?〕

視聴者達も驚きを隠せていない。

『…ゲームの為ですよ、この世界の為なんです。』

そう言うと同時に突風で飛ばされる。地面に落ちると、激痛が走る。痛み、感じるのか…

そうして、もう一度大きな翼を地面に打ち付ける。

痛…動けずに、固まってしまう。

【…おんりーはそんなのじゃない。】

ぼんさんが、傷だらけで汚れた身体でおんりーに近づく。

【おんりーはもっと優しくて、メンバー想いだっ‼︎】

『俺はお前達が言う俺じゃない。』

《…闘おう、みんなで。〉

おらふくんが真剣な眼差しでこちらに語りかけてくる。自分も懸命に身体を起こし、全員で頷く。丁度インベントリに鉄の斧がある。痛めつけたくはないが、仕方がない。

「おんりー、そっちが本気なら、こっちも闘う。」

ドズル社の絆は、こんな所で崩させない。


ーーーーChapter 4 finーーーー

ーーーーChapter 5 本当の絆ーーーー

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コメント

4

ユーザー

やばい...めちゃめちゃ良いですね... どうしてくれるんですか!このまま読み進めたら神すぎて○にんじゃいますよ!

ユーザー

死…_|墓|_😇

ユーザー

おいおい、これ以上私をあの世に送らせるなよ...(決して悪い意味ではありません)

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