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テラーノベル(Teller Novel)
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ゾム視点


俺には大好きな男の子が居った。数年前。

親の移動で何回も転校してきた俺は…友達なんか出来るはずもなく…。…なんなら…怖がられてた…。

金持ちの家の家系のせいで…。

とても幸せとは言えなかった。


そんな時…ある優しくて…泣き虫の男の人に出あった



zm「……(…なんや…?あれ…。虐め?…」

zm「(って…女の子虐めとるやんけ。」


俺はこの頃…無駄な正義感があって…そんなの無視は出来なかった。


zm「………お前ら…何してんねん…。」ギロ…

モブ…「ゾムだ!逃げろ!…」タッタッタッ…


アイツら…俺を何だと思っとるんや…。キモ…。


zm「…大丈夫か?…おま…ぇ……」

rbr「…ふぇ…?、グス…」ポロポロ…

zm「ッ!!…………。かわええ…ボソ…」


それ以来、想い人ロボロとはずっと一緒に居った。

最初は女と間違えたけど…。

…どんどん…好きになっていく気持ちが大きくなって俺がこの人を守りたいって思うようになっていた…。


それでも…俺はまた転校することになってしまった。数年間ロボロと過ごしてきて…離れたくなかった。

が…とてもではないが…会いに行ける距離ではない。列車に5時間…。車で30分。

…俺は…また…ロボロと会えるように…。約束をした。



『絶対俺がロボロを守ったる。』

『また…あそこのデカい建物で会おうって。』



まぁ…そのデカい建物は軍人施設でな。

…最悪の場所で、会う約束したなぁ…。とは思ってる


zm「………………」


数年後…俺は軍人施設に入った。

ロボロはまだ居らんかったけど…。

ロボロがきたら分かるように…。

取り合えず強くなろうって。

ひたすら特訓した。きっと噂になれば!…

すぐ会えると思ったから。、…

…が…その噂は幹部のほうに行ったらしく…。


俺は『神風特別攻撃隊』に選ばれてしまった。


これを断れば…確実に死刑確定。

………それと同時に…ロボロはこの施設にやって来た。

…ロボロと分かれたくない。死にたくない。


悲しませたくない。


…俺は…突き放すことにした。

だって…そうすれば…ロボロは俺を嫌いになって!…好きじゃなくなって…俺が死んでも…悲しくなくなる

そう…思ったから…。


悲しんだり…辛い思いをするのは…。


zm「俺だけでええ…。」ギュ…。












でも…ロボロは…俺のことを

簡単には嫌いになってくれなかったらしい。


あぁ…。ほんとに…死にたないなぁ…ッ。

ロボロと生きていたいなぁ…ッ…。



俺は……その気持ちばかりが強くなるばかりだった。






ロボロ視点






rbr「ッハァッ…。ッ…。ゾム…。」ポロポロ…。


zm「……ごめん…。。ごめんな…。ナデナデ…」


rbr「………ッ。…ぉ゙れの…話し…聞いてくれる?」グス

zm「相変わらず泣き虫やなぁ…ッw」ヘラッ。


rbr「俺…ッ…。ゾムと…一緒に居たいッ…」ポロポロ


zm「俺も…。俺もやで…ッ。」ギュ~

rbr「死んでほしくないッ。…」ポロポロ…。


無意識に手には力が入り…涙で見えない視界で…

一生懸命ゾムに伝えた…。


zm「………ロボロ…。聞いて…?」


ゾムの体に埋めていた顔を…ゆっくりとゾムの方へと向ける。

そこには…優しそうで…苦しそうで…。…

…俺のことを愛おしいそうに見るゾムの姿があった。


zm「俺もな?ロボロ。…ロボロ…と…生きたいッ」


その声は…何処か震えていて…。

子供が助けを求める目をしていた…。


zm「死にたくなぃ゙ッ…。」ポロポロ…。

zm「……で…も…な…?…俺ッ…分かんねんッ…。」

zm「…ここで俺が攻撃に最高したら…ッ。」

zm「俺らは…勝つんやって…ッ…」ポロポロ…。


zm「今…もう少しで…勝てんねん゙ッ…。」

zm「…これは…。お国の為でも…平民の為でもない」



『お前を…守るためなんや…ッ…。』




zm「大好きッ…。大好きゃ゙ッ…。ロボロッ…」ポロポロ

rbr「…ッ。……ぅ゙…ッ…ン゙ッ…。」ポロポロッ。

zm「俺は…あとちょっとで死んでまう…。」


rbr「やめてッ!……」


zm「…だから…これだけは言わせて…くれ…。」


rbr「嫌やッ!!…」


『ロボロ。』


zm「愛しとるよ゙ッ…。」ヘラッ。

rbr「ッ…!…俺も゙ッ…。俺も゙愛しとるッ…。ギュ」

zm「……そっかぁ…ッ。…良かった…。」



zm「ん…ッ。…」チュ…。


rbr「ッ…ん゙ッ…。フぁ…ッ…。チュ」ポロポロ…。


zm「ロボロ…ッ。…俺…頑張るからッ…」ギュ…

zm「…ロボロの為に…頑張るから…ッ。」


zm「ロボロとな…。まだやりたいことあってん…」

zm「死にたないねん…ッ俺…」

rbr「ッ………ッゥッ…」

zm「……ナデナデ…ほな…」


zm「軍人番号1026。鳥井希行って参ります、ッ」ヘラ

rbr「……ッ…。お国のために…ッ…」ポロポロ…

rbr「お国の為に…よい成果を期待しておりますッ…」















『特攻機。敵陣に攻撃成功致しました。』





rbr「ッ……!…」ポロポロッ…。


sho「……………………」


ut「…………………、、、フー…」


kn「…、、、…」グッ…。


shp「…、、、…。」ギリッ…。


ci「………………」


tn「特攻機。操縦者。鳥井 希。」


『お国に勝利を捧げました。』

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コメント

50

ユーザー

番号誕生日なの余計泣ける…(?)

ユーザー

なんの作品よりも主様の感動作品が1番泣ける

ユーザー
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