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私は夢を見なかった。
ずっと真っ暗でひとりぼっち、まるで海に服を着たまま、ただ落ちているような感じになる。そしてあっという間に目が覚める。その日はあまり記憶がなかった。今日は休みだ。どこか1人で出かけようと思い、着替えて家を出る。音楽を聴きながら自然の場所に行く。そしてベンチに座って私はこう思った。
みんな 仮面 を被るんだな。
と。
笑いあってる女子中学生。目が笑っていなかった。子供連れの家族。おばあちゃん、おじいちゃん、高校生、そして
大人。
( あぁ。こんなに世界は醜かったのかな。 )
けど目を瞑り耳を澄ませば、車の音、風の音、子供の笑い声、葉っぱの落ちる音。目をつぶれば、あぁこんなに世界は綺麗な音を隠していたのか。そう思い私は夕焼け見た。
「……眩しいよ。」
と。