キオク「……ハッ、、」
部屋の中で、冷たい冷気を吐く。
ここの施設で、天鬼に逆らった奴は、殺される。
そうやって、何人の子供達が殺されてきた。
『天鬼の言うことは絶対』
その事が、施設では当たり前になっていた。
アタシは、今日_________、
____________施設から出る。
ずっと前から決めていた。
子供たちとずっと計画を立てていた。
施設の場所も、みんなで把握し、逃げる所も、すべて頭に入れていた。
今日、この計画が実行される日_______。
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キオク「みんな、準備はいい?!」
子供たち「OKッッ!!!」
キオク「それじゃあ_____」
キオク「_____行くよ」
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キオク「ハッ、、ハッ、ハッ、、ッ…」
キオク「みんなっ! 行ってっ!!」
子供たち「うんっ!!」
アタシの同じくらいの子も、5歳くらいの子もいる。
この計画を立て、実行するのに5年。
アタシはもうあの頃から5年も経ち、もう10歳だ。
小4くらい、、だと思う。
そうこうしている間に、アタシ以外の全員が外へ出た。
子供1「あとはキオクちゃんだけだよっ」
キオク「あっ、うん!」
やっと、ここからおさらばでき_________、
???「何をしている、キオク」
キオク「はっ……?」
なんで、、
天鬼がここに_______、
天鬼「脱走とはいい度胸だなぁ、キオク?」
と、気持ち悪い笑顔を見せた天鬼。
天鬼「お前が出ていくと困るんだけどなぁ、キオク」
キオク「アンタがこの世界に居るのもアタシにとっちゃあ、困るんだけど」
天鬼「10歳になって、ずいぶん生意気になったなぁ、、キオク」
キオク「アタシの名前を気安く言わないで」
天鬼「チッ…、ごちゃごちゃうるせぇなッッ!!」
バンッッ!!!!!!!!!!!!!
キオク「はっ、?」
_____殺される。
銃の弾がこちらに飛んでくる。
あぁ、最悪で最低な人生だった____。
レミ「ダメッッ!!!!」
キオク「____え」
ビチャッッ
真っ赤な液体______、
_______血。
でも、それはアタシのモノではなかった。
キオク「レミッッ!!!!!!」
レミ____。
施設の友達で、アタシの大切な人______。
施設の中で一番仲が良かった___。
キオク「イ、イヤッ、、死んじゃ、、嫌ァッッッッ!!!!」
し、心臓がっ、、、、
お母さんが死んだあの日________。
あの日、お母さんが轢かれた瞬間がフラッシュバックする。
キオク「ま、まだ、間に合うッ、、びょ、病院に_______」
レミ「キオク。」
キオク「待ってッ! レミ!! まだ間に合うからぁっ!! 死なないでっ!」
レミ「ごめん、ね、、これ、ダメだぁ、、」
レミの口から出た、弱々しい声。
キオク「死なないでっ! お願いッッ! お願いだからぁっ!!」
レミ「キオク、ごめんねっ、、ッ、、私、実は______」
レミ「_______裏切り者だったの___」
キオク「______え?」
レミ「ずっと、、、騙してたッ、、天鬼がここに居るのも、私が教えたからッッ、、、」
キオク「っ……」
信じられない。
レミ「だからッ、、私のことは置いて、、逃げて、、っ!」
キオク「_______できるわけないよ」
レミ「え____?」
キオク「レミが裏切り者でも、アタシを天鬼から守った。
裏切り者なら、アタシのことなんて、守らないでよ、、ッ!」
レミ「ごめん、、ね、、」
キオク「え、、」
レミ「最後に、、ッ、裏切り者らしく、、、、」
レミ「____________『死なせて?』____」
レミの腹に巻かれていたのは、爆弾だった_______。
________ピッ___。
レミが爆弾のスイッチを押す。
天鬼「おいっ、レミ、それは_______」
レミ「バイバイ________キオク」
______ドンッ___
レミがアタシの肩を押して、海に投げた____。
キオク「レミィィィィィィィィッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
バァァァァァァァァァァァァンッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!
キオク「いやぁぁぁぁッッッッ!!!!!!!!!!!!!」
バチャン______!
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あの日_____施設もレミも、、、いなくなった。
逃げた子達はちゃんとした施設に送られた。
今でも、幸せに過ごしているだろう。
アタシ、を除いて_____________、
コメント
7件
泣ける😭😭😭😭
ちょっと泣ける(´;ω;`)