side pr ※今回会話量多めです※
あっきぃ、あっとと共にまぜ太をなんとか抑えて店の外、なるべく遠くがいいだろうということで裏路地まで出てきた。
正直、俺は未だにさっき起こった状況を全て理解しきれていない。
けちゃからするいい匂いに耐えることと、まぜ太を抑えること、この2つ。
目の前に置かれた状況について、誰かに言われたことに従うしか出来なかった。
ほんの数十分前まで雑談しながら楽しく過ごしてたのに…
そして、こっちも未だ興奮冷めやらないまぜ太を壁沿いに座らせる。
「…はぁ…はぁ…」
「まぜち…まぜちってば落ち着いて!」
「ここまで来れば匂いもさすがにしないだろ?なぁ、まぜ」
「…っ…ごめん…俺ラットになってて…自分じゃ自分を抑えられなくて…」
「だろうな、見てればわかった。
正直俺らも限界近かったけどまぜほどじゃなかった。まぜ、お前αなんだな。
αはΩのヒート時のフェロモンに当てられやすい。本能的なものだから仕方がない。番にしたいって思うものだから。
そしてこの状況的に、まぜとΩのけちゃ以外は俺含めみんなβ。そうだろ?」
「そうだよ、あっとの言う通り俺はβ」
「俺もβ。あっとすごいな。
ヒートだってすぐ気づいたのも薬を探すように言ったのも。まぜ太をすぐに止めに入ったのもあっとだろ?
冷静で助かった。
俺、言われたことをするのに… けちゃの匂いに耐えるので精一杯やったわ…」
あの一瞬一瞬で冷静に物事を判断して、的確な指示をしたあっとはすごい。
あっとがいなかったら、本当にどうなっていたかわからない。
「俺、弟がいてさ。実は弟がΩだから、色々既視感があって。それで結構勉強もしてたから、経験と知識が役立ったね。
でも良かった。最悪な事態は防げたな…
まぜ、落ち着いたか?ラット用の薬はある?」
「…っ…ある……」
「飲める?」
「あぁ、大丈夫。ありがとう…だいぶ落ち着いてきた… 」
「よかった。ところで、まぜ。」
「…ん?」
「はじめまして。あっとです。以後お見知りおきを。改めてこれからよろしくな。」
「「「え?」」」
「あ、そっか情報量多すぎて忘れてたけど、対面で会うのって今日がはじめてか」
「それどころじゃなさすぎてさすがに忘れてたわ…」
濃すぎる初対面で今後も絶対忘れることはないだろう。 そこから俺とあっきぃも改めて挨拶をして、路地裏で大の大人4人で座り込み、少しの休息をとった。
さっきまでの騒ぎが嘘のように平穏な時間だった。
…とはいえ気がかりなことはたくさんある。
「なぁ、平和なのももちろんええんやけど、けちゃは大丈夫なんかな…置いてきたちぐも…あの様子じゃ…」
「ああ、それならさっき…」
「あっとくーーん!みんなー!!!」
「あっ」
大きい声とは裏腹に小さい影がこちらに近づいてくる。
噂をすればなんとやら。
現れたのはまぎれもなくちぐだった。
「けちゃは!?」
食い気味で聞くまぜ太にちぐは真剣な目で答える。
「あぁ、けちゃならね…俺が…」
___________________
いいとこで切ってごめんなさいっ🙏🏻💦
作者のえむちです。
前回の展開から気になってる方も多いと思いますが、今回も続きが気になるんじゃないかな?という終わり方で終わってみました笑
続きが気になるって思っていただけた方は、ぜひいいねやフォロー、ブックマークなどをしてくれると嬉しいです!
また、こちらを全体公開して3日も経ってないのですが、コメントやたくさんのいいねやフォローをいただけてすごく励みになっています!
まだ書いてるのは出会いの部分で、エロも序の口な感じなんですが、ここからさらに展開していきます。
ライブに行って、はじめてけちゃくんやまぜけちゃを目の前にして私の好き度が爆発し、本当に私の性癖をつめつめに詰めた結果このオメガバース作品を書くことに決めました笑
とはいえ初作品なので、拙い部分もあると思いますが、応援していただけると幸いです。
またひとつ質問なのですが、いま最初の設定を含めた1〜6(今回のが6話目)までを公開しているのですが、問題なく全部見れていますでしょうか? 4、5話は1部けちゃくんの言動が淫語のためセンシティブをかけていますのでそこはご自身で設定お願いします。
問題なく見れている場合はコメントで答えていただけると幸いです。(テラーノベル初心者のためご協力ください🙇🏻♀️)
長くなりましたが、今後ともよろしくお願いいたします。
えむち
コメント
2件
初コメ失礼します 問題なく楽しく(?)見させて頂いてます! フォロー、ブクマ失礼します!
問題なく見れてます! あと、ブクマ失礼します!!