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【ブッコロ・シアム】‪‪✝︎

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クソカス偽善者ポジショントーク

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2024年01月06日

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「………ぁ゛〜あ、なんでこうなっちゃったんだろ゛、ッ……」

天井を見て俺はそう呟く。自分は親の脛を齧って生きるニートだ。横にはプリキュアの非公式抱き枕。ちゃんとはだけていて、胸が丸出し。枕じゃなければ今すぐ吸い付きたい位だ。そして周りには真っ黒のゴミの袋が埋めつくしてある。ゴミ部屋とはこの事を言うのだろう。

「………ぁ、煙草ねぇ゛…、おい!ババァ!煙草買ってこい!!」

ドアに向かって怒鳴りつける。が、ババァ母親は何処かに出かけて居るようだった。俺の怒鳴り声だけが家中に響き渡る。どうしてもヤニが吸いたい俺は、壁に飲み干した発泡酒を投げ捨て夜の真っ暗な外へドアを開け出た。

外は肌寒く、今にも肌が氷に変わる程にだ。 「次居なかったらあの顔殴り飛ばしてやる」そう吐きゼリフの様な言葉を地面に吐き捨てる。痰をコンクリートの地面にペッと吐き捨てた。誰も俺の事を注意しない、これが大人の特権だ。

「ふ゛ぅうぅ〜、っ…くっそ寒いじゃねぇかよ、死ねよ。」

近場のコンビニに行き、ポテチとコーラを腕に抱えカウンターに向かう。**ドン!**と乱暴に置くと、店員はビクッと体を痙攣させた。

「………15、」

「……ッ、もう一度お願いしま──────」

「煙草の15番!!言わなくても分かんだろ!!」

拳の形をし、勢い良く台を叩く。騒がしかったコンビニ内が一瞬にして空白に包まれる。俺は舌打ちをし、煙草と商品を荒く握り締め出ていった。あの店員は無能だ。そう心の中で愚痴を零し吐息を吐く。息は真っ白で、まるで粉雪の様だった。

ふと、隣を見ると昔通っていた中学校が見える。途中で不登校になったので思い出もクソも無いが、好きな子が居たのは事実だ。

「…………、」

俺は無意識に塀を登り、夜の中学校に不法侵入していた。スマホのライトを付け、探索する。暗い学校。俺は学校物のホラーゲームをしている気分になった。そして、昔自分が使っていた教室。中に入るとそのままの風景。ふらふらと昔好きだった女の子の席へと近づく。

「………ッ、ふ…、、」

その机の前で俺は勃起した息子を宥める。下手なAVより興奮した俺は、その机の前で自家発電を始めた。その合間に脳内に流れ出す、ふしだらで淫らな好きだった彼女の姿。徐々に息が荒くなり始め、ラストスパートを切ろうとしていた。

「……ぅ、っ……」

席に真っ白の白濁液を零す。寝とった様な気分に陥り、賢者タイムが始まる。家に帰ろうとすると「誰だ!」と甲高い声が聞こえる。そして眩しいライトを照らされ、俺は一目散に逃げ出した。そう、警備員だ。

「は゛ぁッ、……はぁ゛、……っう゛…」

「待て!!この犯罪者め!!」

言い返したい気持ちでいっぱいだったが、俺は運動不足で息が途絶え途絶えになっており、答えられなかった。半裸で学校の塀を登り、道路に一目散に足を走らせる。

目の前が真っ暗になった。微かに聞こえる声。その内容からどうやら轢かれてしまった事が分かる。徐々に痛みがジンジンと心臓の鼓動に合わせて痛みが響く。

「……、糞が……ッ…呪って゛ぇ、やる゛ッ…」

ここで俺の意識は途絶えた。


眩しい光が目に刺さり、目が覚める。

「ッ、ふ……何だよ…、ここ!?!」

目の前は見た事の無い風景。そして小鳥の囀り。まるでSFゲームの世界に来たかの様だった。そして隣の鏡を見て俺は驚愕した。

「ぉ゛ッ、……俺が女の子ォ゛〜ッ!?!」

鏡に映る自分の姿は女の子の姿だった。宝石の様に輝く黄色の瞳、真っ白の白髪の髪。そして幼そうで、処女の様な少女の姿を…そして無意識の内に俺は服を脱ぎ、自らはだける。

「ぅ゛おッ……、胸ちっさ……これはこれで唆るんだけど…」

「さて……、本丸はぁ゛〜♡」

スカートを外すと見えるまだ熟していないくりくりの本丸の姿。見えない俺の中の性器が勃つ。とてもじゃないが俺の姿だとは思えない。

「ぁ゛〜、こんな事しても興奮するだけだ。何か〜…異世界特有の暇潰しねぇかな」

ベッドに突っ伏して、隣を見ると新聞が置いてある。新聞を手に取り開いてみる。品の無いページばかりだが、俺は途中のページで目を止めた。コロシアムのページだ。2人の内1人に金を賭けて、買った方に賭けていた場合金が膨らみ、違った場合金が溶ける富豪のギャンブル的な物らしい。

「ふぅ゛〜ん…、人を使った競馬見てぇな物だろ………」

「…………成員募集中…、?…って事は買ったら相手を好き勝手に犯せたり嬲ったり出来るって事か……、、」

俺はにやりと不敵な笑みを浮かべ、服を着てすぐさまこの新聞に書いてあるコロシアムへと向かった。近づくと建物から聞こえる暴言、喝采がまるで本性を炙り出した獣の様だった。

「これ承けたいんだけど、」

「ぁ゛〜、珍しいね。直接やりたいなんて言う奴…死にに行くようなモンだしな。まぁいいぜ、ちょうど席空いてるからソコに行きな、」

高圧的な態度をとる俺に煙管を吹いている髭の生やしたジジィは笑い、難無く受けさせてもらった。現実世界の就職もこんな簡単に行けばいいんだがな。そうこうしていると時間が来たようで、ひょいひょいと手を振られ呼ばれた。

「ッぅ゛〜、ここが俺の死に場所になるか…または最高の場所になるか……、」

中に入ると席は満員で、周りの奴らは金を賭けているので必死の様子だった。目の前の対戦相手を見ると、ボロボロの装備で短いナイフの様な剣を持っていた。そして審判の初めの合図が出る。

「さて……ッ、どう出るか……」

「お母さんの為にお金稼がなきゃ……ッ!」

相手が俺目掛けてナイフを突き刺してくる。ブツブツと小言のような事を繰り返し呟いていた。本当に当たったら死にそうだが、俺は若い小さな少女の姿なので難無く避けられた。が、客席からは避難の声が上がる。

「ぉ゛い!早く殺せよこの糞アマ!!こちとらお前に金賭けてんだよ゛ぉ゛ッ!!」

「避けてねぇて゛早くヤれ!!」

「………喚くなよ豚共が…、」

俺は客席を睨みつけ、杖を目の前の対戦相手に突き刺す。

「ッぅ…、なっ……何する気!?!」

「ぁ゛〜…、こういうのってなんて言うんだ…?ん゛〜……ッ」

「『ディーズ・アロー』」

そうRPGゲームの攻撃の時に放つ言葉を呟くと、目の前の女の腹に何か透明な物が当たり、吹き飛ばされ地面に転がる。唾液を土の地面に吐いていた。ゲームの攻撃方法とは違ったが、俺がもの凄い力を持っている事は理解出来た。

この高揚感、相手を一方的に嬲るこの感触。俺は初めて誰かの上に立った事を理解し、体を痙攣させ興奮した。そして女の方へ近づき、髪を乱暴に掴み上へ上げ耳打ちする。

「おい。女、これ以上苦しくなりたくね゛ぇなら裸でここで土下座しろ。」

「ぇ゛ッ、っ……ぃや──────」

断る声が聞こえたので俺は細い女の首を締め、空中へ突き出した。首吊り状態になった奴は息が出来ない様で俺の腕を何度も引っ掻いていた。

「ほら、」

「ッぅ゛……、ぁ………ゃ゛あ゛ぁッ、」

「早く」

「ッぅ゛……ぁ…゛…ッ、」

「やれって言ってんだよ!聞こえねぇのかよこの糞ビッチ!!!!」

俺は奴に一括する。すると騒がしかった客席が一気に静まり返り、歓喜の声が上がった。

「ぅ゛ッ……やり゛ッ……やりま、すぅ…!」

そう言ったので手を離すと、咳き込み始め首を抑える。そして顔を真っ赤にし、ボロい布切れを徐々に脱ぎ始めた。それを見て俺は不敵な笑みを浮かべた。観客も同じ様子で彼女に卑猥な目線が飛び交う。そして下まで脱ぎ終わるとゆっくりと地面に突っ伏し、土下座をした。

観客からか大声で歓喜の声が湧き上がる。

「……ッう゛〜……、これて゛ッ…!」

「………許す訳ね゛ぇだろバーーーカ!!」

「ぅ゛ッ…、!?!…ぉえ゛ッ!!」

俺は土下座する奴に渾身の蹴りを脇腹に入れた。観客も小さな幼い少女がそんな事をするとは思わず、シーーンと一瞬静まり返り帰った。が、俺は構わず脇腹を蹴りまくる。

「狩人の言葉を受け入れる!!兎が居るかよ゛ぉ゛ッ!!!?!」

「ぅ゛ぐッ、?!!……かは゛ッ、」

「ゴミに生える蛆虫見てぇ゛にお前は地面に這いつくばってるのがお似合いなんだな゛ぁ゛ッ!!!」

様々な暴言を吐きながら何度も何度も何度も蹴りを入れる。奴は泣いていて地面には吐いた吐瀉物が飛び散っていた。それでも俺は構わず蹴り続けた。客席からは罵倒や賞賛の声が上がる。俺の脳から分泌される脳汁がドバドバと流れ出てくる。薬物をやっているかの様な気持ちだ。

そんな最高の気持ちを抑えられない…すると客席から誰かが一際大きな声で叫んだ。

「やめてやれ!!可哀想だろ!!!」

俺の奴を蹴る足が止まる。それを見て奴は続けてクソみたいな偽善者ポジショントークを言った。

「その子は!病気の親の為にここに来てるんだ!!」

その声が会場に響き渡る。すると静まり返り帰った客席は、俺への暴言でいっぱいになった。俺に飛び交う様々な暴言。俺は地面をジーーーッと眺めていた。

そして…俺は一言、大きな声で叫んだ。

1話. 𝐹𝑖𝑛.

2話. 𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹

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