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13

第13話

♥

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2023年07月05日

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“注意事項”

・二次創作

・ロフマオメイン

・世界滅亡した後の想像のお話

・空想上の化け物出てきます

・死ネタ

・半分(?)獣化します



これらが大丈夫な方はどうぞ!!!


恐らく気絶した不破さんともちさんを社長と一緒に背負い、移動をすることになった。


最早家すらも危険だ。あの大きな大地震が今後も起きてしまったら次こそ終わってしまう。


社長の方を見ると暗い表情をしていた。


僕も気が滅入ってしまいそうだった。


早く安全な場所に行きたい。早く休みたい。早く帰りたい、早く、早く、早く…


頭の中がそんな事で埋まっていた。


「…甲斐田さん、お話しませんか?ずっと黙っててもなんか…あれですし。」


社長がそう言った。


「え、ぁ、はい、。なんか話しましょうか、」


そんなこんなで拙い会話が始まった。


「…さっきの大地震、なんだったんでしょうね。」


「…分かり、ません…」


「……….生きて帰れたら何したいですか?」


「とにかく、寝たいですね…」


「…私もですかね…」


「…………………..そうだ、生きて帰れたらご飯食べに行きません?」


「…はい。」


「……………………………..今、何したいですか?」


僕はその問いには答えなかった。


答えれなかったの方が正しいかもしれない。今は明確に何をしたいかなんて無かった。


とにかく生きて帰れて全員で笑い合えたら良かった。


ただそれだけで良かったんだ。


もちさんを未だに連れてきているのはもちさんがいつかひょこっと生き返る、なんて淡い期待を背負いながら連れてきてるのだろう。


もちさんが生き返る、そんな夢のような事が起きればいいのにな。


「…ん”、?」


不破さんの意識が戻ってくる。それだけで安心した。


「ぁえ、…今どこに向かってます、?」


「とにかく歩いてます。」


「そうか。」


「…まだ寝ててもええか?」


「ダメです。」


「えぇッ!?」


ダメです。とすぐに即答する社長に思わずクス、っと笑ってしまった。


「ッ…w」


「…!やっと笑いましたね!!甲斐田さん!」


「、え?」


そう言われて少し恥ずかしくなる。顔がどんどん熱を帯びていくのを感じた。


「ちょちょちょ!!計画してたんですか!?」


「んいや!全くの偶然やな!!でも甲斐田が元気でたようで良かったわ!」


「も〜”!!!」


「…ふふっ。それにしても、甲斐田さんが元気良く喋ってくれるだけで元気が出ますね。ほんと。」


「な、改めて偉大な存在なんよな。」


「そんなに褒めても何も出ませんって〜w」


空気が静まり返った。


「調子乗んな甲斐田。」


「え?」


「そうですよ。甲斐田。」


「え?え?」


ちょっと困惑していると少し経った後に社長の軽快な笑い声が聞こえてきた。


「え?!え、え?!?!」


「…wwやはり甲斐田さんは甲斐田さんですねww」


「な!安心したわ!!」


「ちょちょ、〜ッ!!ほら、早く向かいましょう!!!」


「にゃははw」


何故か恥ずかしくなって、早歩きで2人よりも前に進んだ。


「可愛ええとこもあんな!!甲斐田!!」


「ちょっ、不破さんッ!身を乗り出さないでくださいよ!wふふ、」


僕の髪がくしゃくしゃにされる。でも嬉しかった。


「もー!アニキ!!」


「にゃははw」


少し和んだ。さっきまで荒んだ心が嘘みたいに癒えた。やっぱ2人凄いなぁ、なんて思った。


とりあえず僕らは歩き続けた。不破さんの足の傷がまだ治らない。こんな状態で行ったら返り討ちにされるだろう。そんなこと考えてもこんな短期間で重い怪我が治る訳もないんだけどね…

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