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夕方
気づけばトントン様の抱き枕になっていてさらに気づけば外は夕方だった
暁)ん〜!!
トントン様の腕から離れトントン様のお部屋に着いているベランダに出て軽く外の風を浴びる
暁)(もう少しで夏か…)
風で髪が靡き手で軽く髪の毛を抑えて街を眺めていると少し遠い場所…と言っても門の前だがそこから少し変わった匂いを感じとった
暁)(この国の人じゃないな…甘い匂い?それと…なんと言うか…濃く染み付いた鉄っぽい匂いに…薬品系の匂い…コーヒー?それに紅茶まで…)
少し気になって動物譲りの運動神経でベランダから飛び降り真下にあった小屋の屋根に着地する
暁)…(侵入者…とかではなさそうだけど…)
周りをキョロキョロとみて見回り中のゾムさんを探していると上から「暁!」と呼ばれ上を見るとグルッペン様がベランダから私を見ていた
暁)グルッペン様!?
グルッペン)な、何かかあったのか?
暁)あ、いや…門の方から甘い匂いと鉄の匂いとコーヒーとか紅茶の匂いがしまして…気になって見に行こうかと…
グルッペン)甘い匂い?
暁)はい、お砂糖みたいに甘い匂いとかケーキみたいな匂いとか
グルッペン)あぁ、それは同盟国の総統だ
暁)そうなんですか?
グルッペン)敵意を持たなくとも大丈夫だから早く戻ってこい
暁)んぇ…でも…
なんてしていると「あ、グルッペンさーん!」と声が聞こえ下の方を見るとパンダのフードを被った男の人…(だよな…)が手を振っていた
暁)ビクッフシャー!
??)うわぁ!?って…人…?って言うよりも…獣人?
??)人馴れしてねぇんだろ…早く入るぞ
??)でも…多分君ここのお城の人…だよね?俺たちここの総統に用があって…というか呼ばれて来たんだけど…
暁)…グルッペン様、本当に危なくない人達ですよね!?
グルッペン)あぁ、安心しろ
暁)…分かりました……
屋根から降りて同盟国の総統様?とやらから少し離れた場所から監視する形でグルッペン様のお部屋迄向かった