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蛍「私は、蛍。これからよろしく。」
嘉明「……え?」
少し驚いた。オレは気絶していたのか。いつからだろう。
それよりも気になったことがある。
嘉明「あの空っていう人は、一体…」
蛍「…え?…ああ、この人かな?」
彼女が自分が言っていた人の写真を見せてきた。その写真は明らかに空だった。
嘉明「この人だよ!この人!!」
蛍「やっぱり、そうだよね。」
彼女の様子が変な気がする。そう思ったオレは心配の声をかけた。
だが、彼女は大丈夫と言ってそのまま病室を出ていった。
嘉明「はぁ…で、オレはどうすればいいんだ?」
怪我もすでに治っている。ここに居ても何もすることがない。
嘉明「ごめんな。オレは何をしたらいいんだ…?」
俺は珊瑚宮さんという人やらに質問をした。
私は次の任務があるか仲間に聞こうとしている。
やはり、空は敵のチームに所属している。そうなると、空は私の”敵”。いつかは対決しなければならないんだ。
ウィーン。
???「ん?あ、やっほー!」
今、私に声をかけてくれたのはNo.15の胡桃。よく私に話しかけてくれる。
でも、彼女はやけにオカルト好き。たまに私も巻き込まれることがあるから、勘弁してほしい。
???「…やっと来たか。」
彼はNo.5の魈。最近は忙しくてあまり話していなかったけど、よく話してた人物の一人でもある。
彼はあまり話をするのが苦手なのか、他の人と話しているところを見たことがない。強いて言うなら、チームのメンバーだけ話している。
蛍「…?何かあったの?」
胡桃「あー。実は私魈に呼ばれたんだけど、なんで呼ばれたか理由は知らないんだよねー。」
魈「…何も言ってなくてすまない。お前は偶然来たみたいだから助かった。」
どうやら、私も呼ぼうとしてたみたい。だけど、私が来たからそれをする必要がなくなった。
蛍「私、任務があるか確認しに来たんだけど…。」
魈「今のところ、任務はない。だが、皆に言っておきたいことがあって呼んだ。」
胡桃「勿体ぶらずに早く言ってよー!」
魈「はぁ……。」
魈「単刀直入に言うが、奴は何者だ?」
蛍「”奴”?奴って誰のこと?」
魈「名はなんと言ったか…。ああ、嘉明か。」
蛍「何者って言われても、私も知らないんだけど……。でも、空が嘉明っていう人を助けたみたい。」
常に空に良心は持っておけと言ってた。空もちゃんと良心を持っていて良かったとは思った。
だが、空は今は敵側。必ず倒さなければいけない。
胡桃「え?蛍のお兄さんが助けたの?!へぇ〜、面白いね…。」
胡桃は何かブツブツと呟いていたが構わず話を続けた。
魈「…お前の兄が助けたのか。敵だということもあるせいか、悪い印象しかないが。」
蛍「やっぱり、そうなるよね。空は敵だから。 」
そうこうしている内に新しいミッションが来たみたいだ。
蛍「えっと…?なになにー…。」
蛍「え?」
_嘉明という者を引き連れ、次のミッションを達成しろ。
ミッション内容:チームとして最後まで生き残れ。_
魈「…なんだ、この任務は。奴はまだここに来たばかりだ。」
なぜ奴を蛍が引き連れていかなければならない、とブツブツ呟いている。
自分は”引き受ける”という文字を並べ、送信した。
魈「…本当にやるのか?なら我が_」
胡桃「魈ってば、やめなよー。私だって行きたいし〜!」
どうやら私のことを気にかけてくれたみたいだけど、今回の任務は何とかなる。
蛍「私は大丈夫だよ。嘉明と力を合わせれば今回のミッションは達成できる。」
魈「…早とちりしてしまって、すまない。」
蛍「大丈夫。それじゃあ、行ってくるね。」
私は手を振り、その部屋から出ていった。
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第2話・終