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第四話 空き巣
フラフラになりながら、自分の部屋の前にたどり着いた夜。
最近は大学で研究漬けの日々で、泊まりになることも多い。その事情があり、今回は実に2日ぶりの帰宅だった。
久しぶりに取り出した鍵でドアを開けようとすると、鍵をさす前にドアが開くことに気づいた。
あれ?と思いつつ部屋に入ると、中は荒らされてぐちゃぐちゃだった。
最悪だ。空き巣だ。
俺は部屋の中の光景を見た瞬間、そう理解した。
とはいえ、2日も留守にしてたら仕方ないか。
俺は半ば諦めつつ、被害を確認しようと思い部屋の状況をよく見ると、見慣れないものも散らかっている気がする。
俺はその中から1つを手に取ってみる。
これは、ブラジャー…?
そのとき、後ろから扉を開く音が聞こえた。
[解説]
この人は研究で疲れていたからか、部屋を間違えてしまったんだね。
間違えた隣の部屋がたまたま鍵をかけ忘れていて、最後に住人が帰ってきたということ。
うっかりとはいえ女性の部屋に不法侵入しちゃってるから、どうなることやら…
読んでくれてありがとうございます!
次回作もお楽しみに♪
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