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テラーノベル(Teller Novel)
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なんだか、今まで色んな人から聞いたことや

自分が見たもの矛盾ばっかりで頭がいっぱいいっぱいになってしまう、、

『どうしたの?具合悪い?』

『あ、ごめん』

こんな調子じゃご飯も喉を通らない、

『ごめん、ちょっと部屋で休んでくる』

『あら、キツかったら言ってね』

『うん、ありがとう』

部屋に戻った僕は全ての力が抜けてそのまま気絶するように爆睡してしまった。



チリリリリと機械的な音が聞こえてきた

はっ と僕は目を覚ます。

『え、今何時、、』

7時50分、、、

『えまってまってやばい』

あと10分で家を出ないと遅刻する!!?

急いで準備してさっさと家をでる


良かった、、間に合った。

なんとかギリギリで学校に着くことが出来た

『大丈夫?ものすごい息荒いけど』

井上さんが心配そうに僕を覗き込む

『あ、大丈夫です、走りすぎちゃって笑』

『なんか血の味する、、』

『あぁ、あるよねシャトルランした後とか血の味する、、』

『やっぱり!みんなおんなじなんだね』

『不思議だよね〜』

なんだかこの短期間で随分井上さんと仲良くなった気がする、、なんだか嬉しい



ー昼休みー

『ねぇ、岩永』

『どうした?』

『今日さ家行ってもいい?』

『え?!な、なんで、、いきなり』

『好奇心』

『こうきしん、、、』

『だめ?』

正直いって断る理由もないし

きっと友達としてだし、

『いいよ』



ー放課後ー

『ごめんねいきなりこんなこと言って』

『ううん全然』

意外と本人はいきなり家に行ってもいいかを尋ねたことを気にしているらしい

なんだかちゃんと常識があるのかもって思って少し安心、

こんなこと思うの結構失礼だけど

ごめん井上さん!

『どうした?急に険しい顔しだして』

『あ!大丈夫!』

『そっか、、』

バレるとこだった、、井上さん観察力すごいからな、、すぐ見破られそう、、


そんなことを考えながら僕は井上さんの数歩前を歩きながら帰り道を歩いていた

僕からは井上さんが見えないから今どんな顔してるのかが分からなくてちょっと怖い

後ろから誰かが着いてくるって怖いな、、

足音が小さくて本当に着いてきているか不安になってしまって僕は井上さんの方を振り向いた

赤みがかった夕日のせいか、井上さんの顔はよく見えなくて、

それでも井上さんは僕を見ながら微笑んでいるような気がした、この景色懐かしい気がする、

『今はちょうど黄昏時かな』

『え、?』

井上さんが空を見上げながら楽しそうに話す

『私この時間帯好きなんだ、昼と夜の間、人の顔が見えにくいからあなたは誰ですか。っていう由来で黄昏時って言われてるんだって』

『そうなんですね、』

確かに僕からは井上さんの顔はよく見えなかった

『さ、早く行こうか。』

『うん、』

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