とある町、そこらへんの風景―

辺りから感じる暖かな空気、辺り一面に広がる地面から生えてきたばかりの植物たちから、春であることが伺える。そんな中、雰囲気をぶち壊すかのように近代風の、コンクリートで出来た建物が自らを主張するようにでかでかと建っていた。加えてこれは学校である。建設者出てこい、先生怒らないから。　それはそうと今は春である。つまり入学の時期です。この日を待ちに待った新入生たちが校舎へと向かって…道という道は無いため咲き始めた植物たちを容赦なく踏み潰しながら向かっている。自然保護団体が怒りそうだがこれも自然の摂理だ。

時は進んで教室にて。入学式を終えた新入生たちが各々好きなことをしながら、時間を潰している。どうやら最初の授業までにはかなりの時間があるようだ。ここはやはり新入生、教室の様子は凄まじくうるさい。まだまとめる者も決まっていないためもはや無法地帯である。今爆発音も聞こえた。校則とか無いのか?そう思いながらメガネをかけた、一般的に言えば真面目系の男は席に座っている。何故だろう、一人である。もしかして主人公補正か?そうに違いない。と思想を広げている。その思想を壊すかのように遠慮なく話しかける男がいた。 「ハロー!僕はポイン・トピー!気軽にトピーって呼んでね!」 と。なんかハイテンションである。しかもずっと動いている。話してる時くらい止まれば…?と思いながら座っていた方も 「ハロートピー。僕は足 多矢流さ。ところでさっきから何故ずっと動いてるのかな?」と自己紹介。多矢流もトピーの挙動には疑問を抱いていたようだ。多矢流はかなり不審者を見る目で見ているが、何も気にせずトピーは回答する。「僕はねー動かなきゃいけないんだよ。ちなみに軸は赤道と本初子午線」「地球は球状ってこと知ってる?中々狂った挙動になるよそれ」そんな会話に続き、専門的な話が繰り広げられる。正直やめてくれ書き手が困惑してる。

そのちょっと後ろ、二席くらいだろうか。喧騒に紛れて色々と食べている女がいた。「感謝感謝…ﾓｸﾞﾓｸﾞ」その隣でその様子を見ていた女が、流石に気まずくなったのか話しかけた。「あの…えと…よく食べますね?」「エヘヘ、でしょ〜。私は病々。食べる?」と、病々は大量にあった食べ物のうち一つを差し出す。対して「ｱｯﾄﾞﾓ…私は鳥間居 新ですよろしくです」と自己紹介をしつつ新は食べ物を受け取る。これが百合か(ガバ判定)こんなことになってしまっては間に入ろうとする者は蒸発してしまう。現に百合に挟まるおっさんはたった今蒸発しました。😁という顔文字だけが見えました。書き手もそろそろ蒸発しそうなので視点を移します。

丁度病々たちの反対辺りに一人ぽつんと座っている男がいます。端から見るとかなり明るい、俗に陽キャと呼ばれるような人です。そんな彼が何故一人でいるのか?見たほうが早いでしょう。丁度今彼に近づく人がいます。周りの人らに止められているようでしたが気にせず近づきます。なんと勇敢なのでしょうか。しかし彼の隣に立った瞬間、即座に爆ぜて吹っ飛びます。原理なんて知りません。気にしたらいけません。というかさっきの爆発の原因お前かよ。彼は爆破 締。爆発オチこそ至高とかいうとんでもない思想の持ち主です。よって近づくと即座に爆破されます。怖いね。ちなみに先程爆破をキメられた可哀想な人は成朗 勇者です。自分をなろう系の主人公だと思っている可哀想な人です。多分ぼっちに話しかけるオレかっけぇとか考えていたのでしょう。ドンマイ(笑)

おっと、吹き飛ばされた成朗を追いかけるかのように走っていく女性が一人します。彼女は誠 殺。浮気絶対許さないぴーぽーとしてある業界では人気者の人です。それはそうとJapanese yandere swordを持ちながら追いかけています。銃刀法仕事しろ。それに勘づいた成朗くんは着地後、全速力で逃げます。それはもう全速力で。傍らで成朗と殺、どちらが勝つか、成朗の友人たちが賭けをしていました。無慈悲なものです。

ぱっと見ヤベェ奴らはこれくらいでしょうか。この人ら＋被害者一同の学園物語が今始まる―

わけがありませんでした。大体全部悪いのは締クン。上記のことからこの学校が爆発オチに巻き込まれることを証明せよ(2点)

これにて入学式試験は終わりです。お疲れ様でした

―今回出てきたイカれたメンバー共―

ポイン•トピー

止まれ。

あし　たやる

足　多矢流

気づくと夏休みが終わってる。

ヤミーヤミー

病 々

ｶﾝｼｬｶﾝｼｬ!ﾏﾀｲｰｯﾊﾟｲﾀﾍﾞﾀｲﾅ!

とりまきょ　にゅー

鳥間居 新

学園モノに大体一人はいるタイプ。

ばくは　しめる

爆破 締

爆発オチなんてサイテー!

なろう　ゆうしゃ

成朗　勇者

通称ツボ割り不審者。

まこと　あやめ

誠 殺

浮気、ダメ、絶対。