コメント
2件
推しの幸せ以上に嬉しい事は無い(-ω-)
こんにちは
早速どうぞ
注意
何でも許せる方のみどうぞ
ある日の早朝。ウトウトと眠気と戦いながら、掃除をしていた時だった。ドタバタ足音を騒がしく立てながら、バンッと大きく扉を開ける音に、呆れ半分な気分になってしまう。
「何だ?朝から」
「新刊発売のBLが手に入ったの!!」
全身で喜びを表情するかの様に、鼻歌を歌いながら、満面な笑顔を見せる。嬉しいのは分かるが、毎回の様に、何回も煩い音を立てないで欲しい。
「嬉しいな~!」
両手に大事そうに抱えている本を、視界に写すその瞳は、キラキラと輝いていた。
「良かったな。で?宿題は?」
「あ…お、終わったよ?」
誤魔化そうとしているのか、言葉が途切れている。今までの経験上、こう言う時の、にゃんぽんは嘘を吐いている事が多い。
「…本当に?」
「えーと……」
問い詰めようと、持っていた食器を一旦洗面所に置く。疑いの目で、見ると直ぐに顔を横に向け、一歩後ろに下がって行く。
「あ、私ちょとお兄ちゃんに呼ばれてたからまたね!」
「あ!こら!」
追いかけようするが、行った所で、またしらを切るつもりだろうと目に見えた為、走ろうと前に出した、足を止めた。
それよりも、食器洗いをしていた事を思い出し、また洗面所に向かう。
「はぁ……」
だが、この毎回のやり取りの、日常は私はとても好きだ。何故なら、大切な家族と一緒に入れる時間に、胸が暖かくなるから。
また、いつもの日常が始まる。それが、どれだけ幸せなのか。
「……ふふ」
溢れた笑みは、今の幸せを語っている___
読んで下さり有り難う御座います
それでは、さようなら