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『君の手に溶けていく』
⚠︎注意⚠︎
この作品には以下の内容が含まれます。
死ネタ
自殺表現
腐表現
月島×山口
山口が人をザクっと殺っちゃいます
以上のことが大丈夫だよーっていう心の広いお方だけ見てください
それでは本編へ
──────── 3 ────────
『俺…人、殺しちゃった』
山口は今にも消えそうな声でそう言った。うっすら笑みを浮かべていて、足も震えている。その様子から嘘ではないことは明らかだった。
『とりあえず、中に入って。僕の部屋で詳しく聞くから』
恋人が殺人犯になったと言うのに僕は酷く冷静だった。絶望だとか、戸惑いだとかはなかった。
『…うん』
そう答えて僕達はとりあえず家の中へ入った。
月島部屋
『荷物はないんだね。そこらへんに適当に座っといて。僕はお茶取りにいってくるから。』
『…うん』
山口は小さく頷いた。不安なのか、それとも僕が警察に通報するかもとか思っているのか。とりあえず、僕は山口の話を聞くことにする。
『お茶持ってきたよ。』
『ありがとう』
山口はちょこんと大人しく座っていた。いつもだったら携帯をいじってたり、漫画読んだりしていたのに。
『山口、詳しく話を聞かせて。』
『…うん』
山口は全てを話してくれた。いじめっ子に呼ばれて腕を振り払ったとき落としてしまったこと、怖くて怖くて気づいたら月島の家の前まで居たこと。
山口は震えていた。僕が怖いのか。それとも人を殺してしまったという事実が怖いのか。
『大丈夫だよ』
そっと山口を抱きしめた。
『大丈夫。僕は何があって山口の味方だよ。たとえ人生をかけてもね。』
山口は大粒の涙を流していた。そしてただ頷いていた。そして続くように問い詰めた。
『ねぇ山口は何がしたいの?この先どうしたいの?』
『…遠くに行きたい』
『持ち金のある限りまで移動して、どこかで自殺したい』
『うん、僕も一緒に自殺するよ』
僕は狂っているのかもしれない。山口のしたいことに、全て肯定する。山口のためだったらなんだって捨てられる。家族も友人も人生も。
そして僕達はそっと唇を重ねた。
…continue
あとがき
第3話!!ありがとうございます(´;ω;`)
合計で80いいねもついてめちゃめちゃ嬉しいです(*´ω`*)
さて、私学生なもので期末テストがあり、3週間?くらい投稿出来ないんすよ。まぁよろしくお願いします*_ _)
それでは次のストーリーで会いましょう!