ご飯後

セツ）先輩先に入って来て良いですよ

アビス）え、でも…

セツ）大丈夫ですよ！片付けてますから！

アビス）て、手伝います！

アビス先輩は何がなんでも私の傍から離れようとしな い為「あ〜…この人多分一緒にお風呂入りたいのかぁ」とすぐに理解した

セツ）じゃあお手伝いお願いします！そのあと一緒にお風呂入りましょうね！

アビス）！！はい！

あ、もうこの人めちゃ可愛い人だ……

洗い物が終わったあと

セツ）さ、お風呂入りましょうか！

アビス）す、直ぐに準備してきます！

セツ）？？じゃあお先入ってますね〜

着替えを持って先にお風呂に入りに向かった

お風呂

セツ）んぅ〜♪あったかぁい♥

湯船でくたァ〜っとしているとアビス先輩がお風呂に入りに来た

セツ）んぁ〜、先輩だ〜

アビス）と、溶けてる…

セツ）だってすごいいい匂いしますし暖かいんですもーんほらほら！一緒に入りましょ〜

アビス先輩は「この人…なんでdomなんだろ…」と呟いてから湯船に入った

セツ）私がdomだと嫌なの？

アビス）い、嫌じゃないですけど…なんか、こう……気に食わない…？感じですかね

セツ）どっちにしろ嫌なんじゃないですか笑

アビス先輩は私を後ろから抱き締めてきたからアビス先輩の膝に背面で座る

セツ）暖かいですね〜

アビス）暖かいけど…その、タオル…掛けないんですか？

セツ）？？

アビス）いや、前とか…ね？私男ですよ？

セツ）え、まさかそんなの気にしてた？それとも私が疎いだけ…？

アビス）いや、うん…セツさんがそういう人だと忘れていた私がいけなかったです……

セツ）え？な、なに…？

アビス）…いえ、なんにもないです……

セツ）？？？？

お風呂の後

セツ）先輩そろそろ寝ますよ？

アビス）も、もうですか…？

寝る準備を終え「寝ますよ」と言うとアビス先輩はショボンとして「まだ喋ってたいです…」と甘えて来た

セツ）ん〜…もう、仕方ないなぁ……

寝ようと思ったけど急遽変更で寝室で喋ることにした

アビス）セツさんってなんというか…面倒見がいいですよね

セツ）？？今更ですね

アビス）いや、改めて…思ったなぁって思いまして

セツ）まぁ、面倒見はいい方だと思いますよ？そそっかしい先輩や同級生が居ますからね

後ろから抱き締めてくるアビス先輩の腕をツーっと触り「んへへっ」と笑って上を見てアビス先輩の顔を見る

セツ）ほんと、アビス先輩のお顔は綺麗ですね

アビス先輩の頬を触りスリ…と優しく撫でるとアビス先輩は「こんな目…何がいいんですか」と表情を暗くさせた

セツ）…悪魔と謳われたその瞳を私のために使って下さい

優しく頬を撫でて言うとアビス先輩は私の手を握って更に手に頬を擦り付けてきた

セツ）アビス先輩、Goodboy

アビス）！！

頬を撫でるのを辞め頭を撫でる

セツ）頑張りました、偉いですよ

アビス）…ありがとうございます……セツさん…

私を後ろからギューッと優しく抱き締めグリグリと頭を擦りつけてくる

セツ）んも〜…先輩？猫みたいに頭擦り付けて来ないで下さい

アビス）だって嬉しいんですもん…アベルさんもそうですけど…存在意義を作るの上手ですよね

セツ）私は先輩を玩具として扱うつもりで存在意義を与えてる訳じゃありません、パートナーとしてそばに居てくださいと言ってるんです、そこに他意はありません！というか作らなくていいし要らないですからね！

アビス）そうですね…ありがとうございます、その言葉を貰えるだけで安心できます

セツ）？？だって安心させる為に言ってるんですから

肩口に顔を乗っけているアビス先輩の頭を優しく撫で「アビス先輩が怖くないよう私がずっとそばに居ますからね」と言うとアビス先輩の方から「ｽｩ…ｽｩ…」と寝息が聞こえた

セツ）あれ…(寝ちゃってる……)

「仕方ないなぁ…」と思いながらアビス先輩をベッドに寝かせる

セツ）おやすみなさいです

アビス先輩の額にキスをして布団を被せ私も眠りについた