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ここは昆虫の国『インセクトランド』!沢山の虫たちが暮らしていますよ!あれ?葉っぱが動いていますね。そう。彼はマキシーム!勉強家で頑張り屋のハキリアリなのですよ。
ハキリアリのマキシームは花を見上げていると、誰かのお尻が見えているではありませんか!黄色と黒色の縞々ですね。
ハキリアリのマキシーム「あれれ?何ですかこれは?」
すると、そのお尻が動き出しました。
マキシーム「あれれれれれ⁉︎」
マキシームが驚いて怖がると、花の中から出て来ました。そう、マメコバチのテオのお尻だったのです!
マメコバチのテオ「Hi、Maximaxi!」
マキシーム「テオ。何をしていたんですか?」
テオ「休憩だよ。体は休まるし、良い匂いで心もほっこりさ!」
マキシーム「へえ、それは素晴らしい。勉強させてください!」
テオはマキシームに花の中で休憩の勉強を教えてあげました。
テオ「こうやって、お尻をプリっ!て」
マキシーム「ふむふむ、勉強になりますね」
お花の上でナナホシテントウのミアが二人を見ています。
マキシーム「あ!因みに受粉についても勉強したいのですが」
テオがいいよと言うように頷きました。
ナナホシテントウのミア「何でかな?」
ミアは驚いて言いました。
木の中に隠れているヒメボタルのアダムがミアに声をかけました。
ヒメボタルのアダム「ねえミア、これは一体」
妖精の私も頷きます。
ミア「しっ、来た!」
ミアと私とアダムが木の中に隠れました。
マキシームがルンルン気分で通りかかると、その後に、私とミアとアダムが顔を出して彼を見つめます。
ミア「行こう」
アダム「追いかけるの?」
「でも無断で着いて行ったら怒られちゃうじゃないの?」
ミア「ミア知りたいんだ。何でマキシームがあんなに頑張れるのか、何か理由があると思うの」
「まあ、確かにそうね。毎日頑張っているからよね」
ミア「あの葉っぱ、いつもどうしてるのかな?」
マキシームが穴の中に入っていきました。アダムと私とミアは、マキシームを静かに追いかけて、穴にたどり着きました。
アダム「ここがマキシームのお家か」
ミア「よし、それー!」
ミアが飛んで穴の中に入ると、アダムと私も飛んで中に入りました。
「あら、かなり涼しそうよ」
アダム「本当、ひんやりするね」
ミア「あれえ?うーんどっちに・・・」
私たちは右の道か左の道か迷ってしまいました。
アダム「こっちかな?」
アダムは右の道を進もうとしました。
ミア「こっちは坂だね」
ミアが左の坂道を行ってみた途端、足が滑りはじめました!
アダムがミアの手を掴むと私もアダムの手を掴んで悲鳴を上げて滑り落ちました。私たちの悲鳴が上がりました。
ドスン!落ちて来た私たちは顔を上げると真っ暗です。
アダム「イテテテ、真っ暗で何も・・・」
するとアダムの光で明るくなりました。
ミア「アダムありがとう」
アダム「^_^ドキドキしただけなんだけどね」
私も笑います。
ミア「未来お姉さん大丈夫?」
「ええ大丈夫よ^_^」
360°見渡せる壁全体に飾られている紫のキラキラ輝く地下、ミアと私とアダムはマキシームを探しています。
ミア「ねえマキシーム!探してみよ!」
アダム「あ、待ってよ!」
「ミア待ちなさいよ」
ミア「こっちは少し明るいね」
アダム「うん?何の音だろう?」
私とミアとアダムが見下げると水が流れています。橋の幅はかなり細くて長いです!
アダム「ここを渡るの?」
アダムはブルブル震えています。
ミア「でも他に道はないし」
ミアはやる気満々に高い橋を渡りました。アダムは怖がりながらも渡り、その後ろに私はついて行きました。アダムはあまりの怖さに目が回り出して落ちそうになると、ミアが手をつなぎます。
ミア「大丈夫?」
アダム「う・・・うん」
ミアとアダムと私は手を繋ぎ合わせて、乗り越えて渡りました。
アダム「ミアありがとう。よし、僕も頑張るよ!」
アダムが走って行こうとするがまた坂があるのに気づかずに、滑り落ちました。その後ろには、巨大な岩のボールがあるではありませんか!
ミア「アダム!」
「アダム、大丈夫そうね・・・」
ミアと私はアダムの後に滑りました。
アダムは苦笑いを浮かべると、巨大な岩のボールが転がって来そうになって私とアダムとミアは悲鳴をあげて逃げ出しました。どんどん道を下って走って行っても、岩のボールは追いかけて来ますし、アダムと私とミアに追いついています!
アダム「もう駄目だぁ!」
ミア「あ!行き止まりよ!」
「え〜、嘘〜!きゃー!」
私は叫びました。
するとアダムは行き止まりの左側に穴があるのに気づきます!
アダム「ミア、未来ちゃん、こっち!」
アダムが叫んで私たちは手を繋いで、穴の中に入ると、転がりながら落ちて来ました。もう岩のボールはまっすぐ行き止まりまで来てもう追いかけて来ません。私たちは顔を上げると感激の声をあげました。
なんと、綺麗なキノコたちが紫色に光っていました。ハキリアリの仲間たちもいます。
アダム「すごい」
「まあ綺麗な紫色の光ね・・・」
ミア「何してるんだろう」
そこへマキシームがやってきました。
マキシーム「あれれ?」
三人「マキシーム!」
マキシームが滑り下りて来ました。
マキシーム「お二人と未来さんどうしてここに?」
ミア「ごめんね。マキシームのことを知りたくて、後をつけて来たら迷っちゃって」
するとアダムのお腹の音が鳴りました。アダムのお腹の光も光りました。マキシームは笑いながら、白いキノコを差し出しました。
マキシーム「どうぞ食べてください。自分たちはキノコを作っているのであります」
アダム「それでいつも葉っぱを」
マキシーム「はい。自分たちはどんなに大変な時が来ても、みんなが困らないように準備をしているのであります」
「わあ!マキシーム偉いわね」
私は嬉しそうな声をあげます。
ミア「すごい!だから毎日頑張ってるんだ!」
アダム「でも仕事に勉強に大変じゃないの?」
マキシーム「いいえ。楽しいです。だって自分みんなの事大好きですから!どんな事でも勉強して、日々コツコツと成長をしたいのであります!」
アダムとミアと私はマキシームの優しい言葉に感激の声を上げるのでした。マキシーム自身大変だと思ったけど、体を大切にしているのね^_^
つづく
次回もお楽しみに^_^
マキシーム:まい日のがんばりが大きなちからになるのであります!