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「_____ぅ…ぐ…、」
ここ、は…どこだ
俺はさっきまで、倉庫に…
「っ…?!な、なんだ、これ…」
手足を拘束され、逃げられないように腹を縄で椅子に固定されている。
俺が四季凪アキラにしたように…
「ああ、起きたんだ」
「ひ…っだ、誰だ!!!」
「誰だって、覚えてないの?」
「お、おま、え…は…、」
なんで、ここに、どうして
「なんでって顔してる、あはは!分かってないの、面白いね」
「ふ、ふざけるな…!早く俺をか、解放しろよ!!!」
「何言ってんの、そんなの無理なお願いだと思わないの?」
「っ…が…!!」
「これ、なんだと思う?」
分からないはずがない
俺が、良く使っている武器
「うちのリーダーに借りたんだよね、かっこよくない?」
「な、なに、を…する気だ…」
「なにって、お前が襲った人にした過ちと同じ事をしてあげるんだよ、分かってるでしょ?何をしたか」
「お、俺じゃな…っ」
「俺、四季凪から優しい優しい言われてるんだけどさー」
耳の横からドン!と大きな音が聞こえた。
ツンとした火薬の匂い
カランと落ちた銃弾
「今回の件に関しては優しく出来ないから覚悟しとけよ」
こいつからは、にげられない
いやだ、しにたくない
「たすけ、」
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「セラ、お疲れ様」
「奏斗」
「アキラ、手術終わったって」
「っ…見舞い、もう行っていいんだよね」
「一旦落ち着いて、先にこれ片付けないと」
「えー、やだよ…早く凪ちゃんに会いたい」
「アキラが知ったら怒られるよ」
「それは、やだけどさ」
「俺も手伝うから、それに、今見舞いに行ったとしても起きないよ、早ければ5日で起きるんだから 」
「命に別状は?」
「無いよ、セラが爆速で運んできてくれたおかげ、流石だよ」
「そりゃあ、大事な人だから」
「人生の?」
「バレてんだ」
「そりゃ勿論、何年つるんで来たと思ってんの」
「確かに、その感じだと雲雀にもバレてそうだね」
「あー、どうだろ?あいつ馬鹿だからなーまあでも、俺らは応援してるよ」
「あはは、持つべきものはやっぱり仲間かー」
「ほら、アキラに会うために頑張るぞ!
こんな派手に殺っちゃったんだから、時間かかるぞーこれは」
「はーい、ごめんなさーい」
これでも優しく死なせた方だと思う
凪ちゃんの方が、きっと痛めつけられた
この事は、凪ちゃんは知らなくていい
何も知らなくていいんだ
これからは俺が必ず、守ってみせるから
コメント
1件
まぁそうなるわな だって四季凪ボコしたやつにはそれ相応の罰を与えないとだし