めぐろside

佐久間くんはずっと俺を庇ってくれる

俺のせいで崩壊し始めてるのに、

＿さくま）　いいの、あっちが間違ってるんだし

めぐろ）　…、

何度も佐久間くんの言葉を思い出す

本当にみんなが間違っているんだろうか、

俺にも良くないところがあるんじゃないか

そう色々考える

すると声をかけられた

あべ）　めめ、…

声の主は阿部ちゃんだ

めぐろ）　ん、…？なに、？

あべ）　…

阿部ちゃんは少し間を空け、言った

あべ）　本当に…ごめんなさい、…

めぐろ）　え、？

俺は驚いた

阿部ちゃんは何もしてないのになぜだか謝ってきたから

めぐろ）　な、なんで…っ？

あべ）　俺のせいでっ..、みんなに責められちゃってて…

あべ）　おれっ…、なにもできなくてっ…（涙溜）

俺は予想外のことを言われ、言葉が出なかった

めぐろ）　ぁ…え、…

あべ）　ほんとにっ、ごめんなさいっ…、（泣）

あべ）　俺が気をつけてればっ…、（泣）

阿部ちゃんはぽろぽろと涙を流している

めぐろ）　いや、阿部ちゃんは悪くないからっ…、

あべ）　ごめん、っ…泣いちゃっ…だめだよねっ、笑（涙拭）

＿ねぇ、被害者ズラやめてくんない？

＿阿部ちゃんのそういうとこやなんだよね…泣けばいいと思ってるところとか、笑

俺が言った言葉

俺が言った衝動的な言葉で泣くことも出来ない阿部ちゃん

だめだと思っている阿部ちゃん

そこまで追い詰めてしまった事に罪悪感が湧く

めぐろ）　…泣いていいよ、

あべ）　ぇ、？いやっ…、泣いちゃっ…、だめだよ、笑

あべ）　だって、…またここを見たら被害者みたいに見えるでしょ、？

そこまで罪の意識を感じて追い込んでいた

めぐろ）　もういいよ、泣いていいんだよ、？

めぐろ）　俺…実際に加害者なんだし、…

阿部ちゃんを包み込む

めぐろ）　…ごめん、（抱）

めぐろ）　俺…、そこまで追い詰めてると思ってなかった…、

あべ）　ぁっ…、

俺が抱きつくと阿部ちゃんの強ばっていた体は力がすーっと抜けたのが分かった

あべ）　っ、俺っ…めめの事守るからっ、（涙流）

あべ）　みんなとまた仲良くなれるように頑張るからっ…、

めぐろ）　ありがと、阿部ちゃん…、

？？）　俺だって…、めめに今すぐにでも抱きつきたいよ、

遅くなってすみません！