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ノックもせずに入ってきた不束者は誰やぁぁあッッ!!あ...まだノックの文化って無いのか...?((知らんがな 遊郭楽しみな水くん可愛い。僕も一緒に奇声上げたい(は?)
注意書きは、あらすじ、プロローグを見てください。
2_見つけた
青side
「ひゃっほぉぉぉぉぉぉい!!!!!!!!!!」
「あいつさっきからなにしてんの」
午後6時頃。
もうそろそろ遊郭に行くというのにほとけが先程から家の前を走り回っている。
…奇声をあげながら。
「ついに頭おかしくなったんかな」
「今日遊郭行くやろ?」
あにきこと悠佑が窓から顔を出し説明をする。
「おん」
「それや」
「理解」
一瞬で理解した。
「ほとけー!!」
「はよ戻ってこんと置いてくでー!!」
「行きましょう」
「来んの早 怖」
おいていく、そう呼びかけた途端一瞬でこちらに来た。
「…いつもこんくらいはよ来てくれたらええのに……」「ちょっと何言ってるか分かんない」
「チッ」
「え?なんで今舌打ちした?」
「気の所為やろ」
舌打ちなんてしていないほとけの気の所為だ。
桃side
「あの子らが来る気がする…!!!」
「根拠は?」
「勘!」
根拠もない初兎ちゃんの答えに少し顔を歪める。
「えぇ…」
「引くなよ!!」
「りうちゃーん!初兎ちゃーん!張見世行くよ〜!」
大姐(ねぇさん)からお呼び出しを受けてふたりが腰をあげる。
「はーい!」
「ないちゃんじゃね〜」
「頑張れ〜」
俺は2人より位は上だから2人が張見世に行ってる時は暇。
「なにしとこう…」
だいたいは2人と喋ってるからやることが無い。
「化粧しーっとこ」
白side
「あの子来るかな〜」
いつもより少し期待を寄せて前の方に座る。
「………」
「りうちゃん!もっとこっち行こーやー!」
立ってりうちゃんの方に行く。
「やだ」
「んも〜じゃあ前の方行っとくで〜」
「うん、わかった」
赤side
「はぁ、」
張見世は嫌い。
知らない人に自分の体を見せたくないから。
だからずっと後ろの方で隠れてる。
この点に関しては初兎ちゃんのことをすごいと思う。
この点だけ。
「ん…」
隙間から初兎ちゃんが見えた。
「…✨」
多分、例の気に入った子を探しているんだろう。少し目が輝いている。
「何をそんなに気に入るんだろ…」
そうつぶやくと後ろに下がり、少し丸まった。
桃side
「こんなもんで良いかな」
化粧を終わらせ、2人を待つ。
「今日はどんなんにしたろっかな〜」
俺は2人の化粧をしたいが為に許可を取り、特別に2人に化粧をしてもいいと言うことになっている。
「りうらはこれ、初兎ちゃんはこれにしよ〜」
「ふへへへへへ」
…あ、この笑い方禁止されてるんだったそう思い、笑うのを辞める。
「ふんふんふーん」
「…初兎ちゃん……心配、」
初兎ちゃんが悪いなんて言ってないし、初兎ちゃんがすること全部に口を出すこともしないしないようにしてる。
「俺だって心配なんだよぉぉ…」
幼いながらに何度も被害にあってきた初兎ちゃんだから他の人より心配になるのは当たり前だと思う。
「はぁぁ…」
ため息をついたところで襖が空いた。