僕には愛してる人がいた。心から大好きだった。君と結婚すると思ってた。共依存してると思ってた。運命だと思ってた。
僕はこの箱を持って、
「結婚しようと伝えるんだ。」
「ただいまー!」
「あ、おかえりー」
この子が僕の愛してる人。××って名前なんだ。可愛くて優しい、気遣いもできていい子なんだ。
「明日、夜開けといて!」
素敵なと言いかけた時、彼女は言ったの。
「明日はどーしても無理」
だから僕は気にせず分かったと言った。
次の日、僕は仕事から帰ってる途中見かけてしまった。
「なんで…?」
××は、他の奴と歩いていた。しかも××の格好は洒落ていて、メイクも濃くて、胸を男に寄せて歩いている姿を、僕は見れられなかった。
「ねえ!××…」
「げ、」
男は身長が高く、イケメンって感じだった。
「こーゆー男がタイプだったんだ」
「…」
彼女は黙っている。男は言った。浮気される方が悪いと、馬鹿な発言を。
「この女!俺のー!」
人通りのある道で、でかい声でそう言った。××を抱き寄せる。××は言った。
「あおは重すぎる」
僕はその言葉を聞いてプチッと何かが切れた。
「わかった。じゃあ別れよう!」
「え、あっさりすぎない?」
「えぇ?浮気してる人が言う?」
そっちはあっさり浮気しといて。
「とりあえず、ここじゃなんだし家行こう。荷物あるでしょ。この男の家に住めば?」
「ええ俺は?」
「お前も。着いてきてください」
そう言って僕は二人をを家に入れ、一つの部屋に閉じ込めた。僕はキッチンで何かを取りだし、二人を、殺した。
「重いんじゃなくて、それ程愛してたんだよ」
「愛される事がどれだけ素敵なことか…考えたことなかったでしょ」
「さようなら、××。」
そう言って僕はライターで火を付け。家から離れた。これが今の僕がある過去の話。