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ある日、友人と2人で人気のない小さな森を探索していた。数十分ほど歩いていると、見たことのない形の石碑が目の前に現れた。こんなところで戦争があったのかと思いながらその石碑を通り過ぎると、何か黒い物体が空からたくさん振ってきた。私は驚いて辺りを見回すと、国民服を着た何百人もの怪我人が私の周りに現れた。意味が分からず私は一緒にいた友人に声をかけようとした。しかし私の隣には友人ではなく、お腹に小さな空洞のある男性がお腹を抱えて立っていた。とても苦しそうで今にも倒れ込みそうな状態だった。男性の小さな空洞からは沢山の赤い水が出ていた。私は友人を探すよりも先にその人を助けようと考えた。持っていたハンカチでその空洞を抑え、自分の着ていた上着をその人の背中にかける。そして私はその人を強く抱きしめ、沢山の涙を目からこぼした。自分でも何故だか分からなかったが、その人の事を前から知っているような気がしたのだ。数秒後、その人は私から少し離れ、微笑みながら「またいつか会おう」と言いながら倒れ込んだ。その瞬間、光る物が空から私たちに向けて落ちてきた。