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「もう…しょうがないわね…変なとこ子供っぽいんだから…」
「別にいいだろ?僕達は未だ子供なんだから」
「まぁ…それもそうね…で何のジュースがいいの?」
「いちごミルク」
「え?幾ら何でも子供過ぎない?」
「いいからさっさと買って来て!」
「はいはい」
彼女に子供っぽいと言われてしまった…そんなに子供っぽいのか…?
「はい!買ってきたよ〜」
「お、有難う」
僕は缶のいちごミルクを一気飲みした。
「そこは子供っぽくないわね」
「ん?何の話?」
「なんでもないわ」
缶をゴミ箱に捨てて、欠伸をする。
「さっさと帰って寝たいな…」
「やっぱり子供…」
「何?」
「なんでも」
「さっきから其ればっか…まぁ良いか僕は帰る 」
「…そう…じゃあまた明日」
「また明日」
「やっぱり待っ…」
「はいカット!そんなシーン無いでしょ!」
監督の声が響く。ここは舞台になった撮影用の学校だ。まぁ、監督と言っても友達で、僕達はSNSに投稿する映像を撮っていただけだ。フォロワーは50万人のそこそこな数字だ。ノリで始めた事だから本当に凄いと言わせられる様な演技は出来ない。多分このシーンはNG集としても使われないだろう。
「勝手にイチャつかないでくださーい」
カメラマンをしていた人から冷やかされた。
「「イチャついてない!!」」
彼女と僕で同時に言った。
「ほら 息ぴったり、やっぱりイチャついてんじゃん」
「それは誤解だよ〜…多分 」
「多分って言った!リア充だからって調子に乗るなよ〜!」
「「乗ってない!」」
またハモった。
「途中まで良かったのに〜演奏だって完璧だったよ!?なのにどうしてイチャつくかな〜?」
監督(友達)が言う。
「別にいいだろ〜何回も注意されたぞそれ」
僕が言った。
「まぁでも、演奏が完璧だったっていうのは嬉しいわ。ありがとう」
「大丈夫か?お前の彼女簡単に奪えるぞ?」
「奪ったらどうなるか分かってる癖に…」
「まぁそうだけどね!」
ほぼヤケクソでそう言う監督(友達)
「じゃあどこから録りなおし?」
僕が聞くと、監督(友達)が、
「ん〜…の所から!」
といった。
「監督ぅ〜その言い方慣れすぎじゃない?」
カメラマン(こっちも友達)が言う。
「別にいいだろ〜?ほら!準備して〜!」
「「「は〜い」」」
その場にいる人達が返事をした。各々メイクをなおしたり、髪を整えたりしてる。
「準備出来たら配置に着くぞ〜」
監督(友達)がこちらを見て言う。
「まだ準備出来てないんだけど…」
僕が言う。
「じゃあ置いてくよ?」
「別にいいけど撮影出来なくなるよ?」
「あ…確かに…じゃあ早く準備して?」
「はいはい……終わったよ〜」
「それじゃ配置に着こう!」
「「「はーい」」」
「撮るまでカウントダウンしま〜す1って言い終わったらもう撮ってるからね〜
それじゃ行きまーす3…2…1…」
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勝手に終わらせちゃいました💦
この小説はこれにて終わりです!
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