後頭部に構えられた銃を無視して、私はぐぐっと腕を伸ばす。
「なんや、殺る気ないんか」
男は私の後頭部に銃を突きつけているにもかかわらず打つ気配がない。
『君こそ、私を楽しませてくれるんじゃなかったのか?』
隙だらけの男の足に向かって思い切り蹴りを入れた。
そして体制を崩した彼に私はデコピンした。
『はい、私の勝ち』
「…は!?」
尻もちを着いた男は女経験が無いのか頬を赤くしていた。
gr「くくくっ…書記長を早速倒すか」
gr「流石、最強種族様」
私達を後ろから安全圏で見ていたグルッペンは私にそう言った
どの時代も、人間はむかつく物しか居ないのだな
城へはいると、早速ナイフを腕に刺された
かと思いきや、私はそれを交わした。
来ていた長袖の服は少し掠れて切れてしまったがこれくらい気にしなくても大丈夫だろう
『いい腕をしているな』
「そりゃどーも」
この国の軍人達はお客様というのを知らないらしい。私がきっちりと教えてやろう
『おい、私は最強種族樣だぞ?人間なんかに舐めてもらっちゃあ、困るね』
そういい、私は後ろに立っていたその軍人を一発軽く殴った。
『あれ、軽く殴ったのに気絶しちゃった』
ごめんごめんとグルッペンに謝るも一発で気絶させた事に驚いているのか唖然としていた。
グルッペンの顔の前でおーいと手を振っても反応は無い。
少し面白いなと笑っているとまたナイフが沢山飛んでくる。
『今度は何だ…本当にこの国の幹部達はナイフで襲いかかるのが好きだな』
「おいお前!シャオロンから離れろ!」
緑色のキャラパーカーを着ている顔がよく見えない奴がダクトから出てきた。
やはりずっと山に篭っていたからか体がなまっていて体力的にも厳しい。
少し面倒くさくなってきたな
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