ど ~ も !
なんと 、 林檎様のコンテストに 参加します … !!
頑張ります … 👊✨️
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
注意
irxs¦nmmn¦桃赤
「 月降る 夜の 一室で 。 」
#エモりんこんてすと
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
桃 ) … はぁ
4月6日
午後 22時41分 。
残業で 帰りが遅くなった俺は 直ぐに病院へと 向かう 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
桃 )りうら 、 ごめんね 遅くなって … 、
桃 ) … 寝てるか 、
赤 ) …
赤 ) … ん 、 ?
パチッと開いた 吸い込まれそうな赤い瞳 。
さらさらの髪に シュッとした 綺麗な輪郭 。
赤 ) ぁ … ないくん 、 仕事お疲れ様 … 、
少し 辛そうに言葉を発する りうら 。
桃 ) む 、 無理に喋らなくていいよ … っ !!
赤 ) ぁ … うん 、 ありがと …
そう 、 りうらは 心臓病 を持っていて 、
何ヶ月か前から入院している 。
赤 ) ぅ… げほげほっ … 、 はぁ っ … 、
桃 ) 辛いよね … 、 早く 一緒に直そうね …
そう言って俺は りうらの頭をふわふわと撫でる 。
赤 ) んへへ … //
その度に りうらは顔を赤く染める 。
なんで 罪のない人間が こんな病に 苦しまなければならないのだろうか 。
俺は世界が憎たらしくて 仕方がないほどだ 。
桃 ) … そろそろ 帰らないと … 、
赤 ) ぁ … そ … っか 、
少し残念そうな顔をする りうら 。
桃 ) 明日も また来るね 、 !
赤 ) うん 、 わかった
ごそごそと 荷物を整理する 。
その間も りうらは 寂しそうな瞳で 俺を見つめる 。
まるで 「 行かないで 」 と言っているかのように 。
桃 ) … じゃあね 、 !
赤 ) … うん 、 またあした
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
病院を出て 自分の家へと足を運ぶ 。
ネオン色の街 、 その割に静かだ 。
桃 ) 寒 … っ
腕に持っていたコートを ふわっと羽織る 。
けどやっぱり すぐには暖まらなくて 。
桃 ) … 寂しいなぁ 、 やっぱり … ( 笑
数ヶ月 、 まだ肌寒い 春の夜 、 同じようにりうらと手を繋いで歩いていた 。
俺が少しでも寒いような素振りを見せると ぎゅっとハグをして 俺の心と体を
同時に 暖めてくれた 。
本当に 愛しかった 。
でも
それから1年ほど経った 春の夜
りうらは 呼吸困難を起こして倒れた 。
病院では 心臓病だと診断された 。
それから数ヶ月 、 りうらの温もりと 離れたまま 。
春の夜にりうらを奪われてから まだりうらは 帰ってこない 。
ねぇ りうらを返して 。
桃 ) … っ
つー … と 俺の頬を何かが伝う 。
桃 ) … あれ 、
桃 ) あれ … っ ? (笑
桃 ) 可笑しいなぁ … ? (笑
あぁ 、 泣いてるんだ 、 俺
桃 ) 弱いなぁ 、 こんなんて泣いてたら りうらも元気になれないじゃん … (笑
桃 ) … っはーぁ 、 早く帰ろ … 、
静かな街を後に 、 俺は自宅へと急いだ 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
桃 ) … … は ~~ … ぁ
ドアに背中を向け ため息とともに ずりずりと 滑り落ちる俺 。
ただいまなんて言う余裕なんて どこにもない 。
なぜか今日は 特別苦しかった 。
しばらくぼーっとしたあと 、 俺は自分の膝に顔を埋め 、
落ち着くまで 散々泣きじゃくった 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
どれくらい時間が経っただろう 、 あの後の記憶すら残っていない 。
まだ外は暗いままだ 。
桃 ) ぅ … 痛 … った
玄関で気を失っていたからか 、 体のあちこちが ズキズキと痛む 。
桃 ) … はぁ
風呂に入る気力すらなく 、 俺は自分のベットに足を運ぶ 。
桃 ) … 、
大きなダブルベッド 。
ここで 数ヶ月前までは りうらとふたりで寝ていたなぁ 、 なんて 。
桃 )… 、 ?
俺はベッドの隣の窓へと目を向ける 。
桃 ) うわ … ぁ 、
とても綺麗な ピンク色の月 。
吸い込まれそうなほど 綺麗で大きな月だ 。
桃 ) すご … 綺麗 、 …
気づいたら俺は既に 素足でベランダにいた 。
桃 ) ん ~ っ ……
勢いで 思い切り手を伸ばしてみる 。
まぁ 届くはずなど ないが 。
(… ひらひら)
桃 ) … ん 、 ?
少し月を眺めていると 、 2匹の 淡いピンク色の蝶が ひらひらと舞っていた 。
桃 ) ふふ 、 綺麗だね 君達も …
すっ と 胸の前に 指を曲げて置いてみる 。
すると 2匹の蝶は 素直に指に乗ってきた 。
桃 ) … なんか 、 俺とりうらみたいな … (笑
暫く 蝶を眺めていると 、 2匹は 月の方へ飛んで行った 。
桃 ) … ふふ 、
桃 ) …
俺は直ぐに玄関へと戻り 、 病院へ駆け出した 。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
桃 ) り 、 りうら ~ …
赤 ) ん 、 ないくん … ?!
そこには さっきと変わらない りうらの姿が 。
りうらもちょうど 月を眺めていたのか 、
立ち上がって 窓の方に体を向けていた 。
赤 ) きょ 、 今日はもう来ないんじゃ … 、
桃 ) へへ 、 りうらと月見たいなぁ … ってね 、 (笑
桃 ) だめ … かな 、
赤 ) んーん 、 むしろ嬉しい
赤 ) ありがとね 、 ないくん
にこっ と優しく 微笑みかけるりうらは 窓の外の月より 何億倍も 綺麗だった 。
俺は りうらと2人 、 暫く月を 眺めた 。
赤 ) なーいくん っ
ぎゅっ と 俺に抱きつくりうら 。
桃 ) うわ ?! なんだよも ~ (笑
赤 ) いや 、 ないくんが寒そうにしてたから ~ (笑
桃 ) えぇ ? (笑
あの日から 数年 たった春 。
りうらの病気は治り 病院から退院することが出来ました 。
桃 ) うわ 、 見てりうら 、 月 、 月 !
赤 ) うわ 、 でか ?!
桃 ) 綺麗だね ~ …
桃 ) そーだね ~ …
前まで一人で歩いた
ネオン色の静かな街も 、
今はもう 寂しくなんかありません 。
満月の下 、 2つの影は 一緒に 歩いていきました 。
「 月降る 夜の 一室で 。 」
𝑒𝑛𝑑
以上です !!
この小説にでてきた ピンクムーンについて すこーしだけ 解説します っ !
先程 ストーリー内で ピンク色の月 と表現しましたが 、
実際は ピンク色では無いです 。
月ごとの満月に名付けられたムーンネーム 。
4月の満月は「ピンクムーン」と呼ばれています 。
ピンクムーンは 、 4月に咲く花の名前から 取られたそうです !
ピンクムーンは 今年の 4月6日に 実際に現れるらしいですよ !
時間帯で言うと 、
月が最大になる時間 ⇒ 午前 1時 35分頃
夜空に綺麗に浮かぶ時間 ⇒ 午後 18時 13分 以降
となります !!
ぜひ見て見てくださいね 🙌🏻✨️
てか全く関係ないんですけど なんと 3000文字
超えてます ! 笑
凄いですね … 🙃
( なにが ? )
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
林檎様に 気に入って貰えますように !
では !
コメント
22件
えぇえ神作すぎます、😭 なんかもう…あの…全てが神(?)( 表現とか天才すぎますし…憧れます💕︎ 陰ながら応援します、Latteでまたお話しましょ🙇 初…ではないかもしれないけど変コメ失礼しました!
コメント遅れてすいませんっっ!😭 神作ありがとぉぉございますっ! あめさんの作品全部神すぎてもう...(((((語彙力 こういう淡い系の作品好きすぎますっ!
んわぁぁ … 🥹 💖 つい 読み 入って ストーリーが 終わりを 迎えたら 現実に 戻される 現象 起きました 😶 💭 もう 全部が 大好きです この作品 📖♡ 桃さんの 心情 、情景 、全てが もう 、あの 、はい …(?)語彙力が 😢 もう はい 好きです 👊🏻💗❕ ごめんなさい 語彙が 無くて … 😭 コンテスト ご参加 有難う ございました 🙏🏻