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2月14日。

とうとう2人で話す日。

うまく伝えれるかな?

ちゃんと言いたいこと言えるかな?

不安と緊張で押し潰されそうだった。

先生が好きだからこそ、緊張が倍に増していく。


そして、テストも終わりみんなが下校していく。

私は一人、自分の席に座って譜読みをする。

先生に

「窓閉めてくれん?」

って言われて手伝う。

それから少しして、先生がはなしかけてきた。

「最近どう?ご飯ちゃんと食べれてる?」

「まぁ…笑」

「ストレスがあるんちゃう?」

「そん、なところですかね、」

不安がさらに込み上げてくる。

もし、この話を母にしたらどうしよう。

迷惑かけちゃう。悲しい思いさせちゃう。

「こっちで話そ?」

そう言われて、先生の隣へ。少しでも落ち着くために、楽譜を手に握りしめていた。

「一番不安なことって何?」

「…クラス替え…」

「そっかぁ、クラス替えかぁ…」

鮮明に残るあの記憶。まだ、先生のことを知らなかったから助けを求めれなくて毎日苦しかった。

思い出したらまた泣きそうだった。

「前のこと、やっぱり引っかかってるよな…」

私は頷くだけ。なぜか泣きそうになる。

先生のクラスじゃなかったら?

私はまた振り出しに戻されるの?

「…先生さえ変わらなければ、」

私はそう一言言った。自分でも無意識に。

「え?」

「先生さえ変わらなければ、頼れる人はいるから、」

「そっか、」

何を言ってるんだろう。これが本音?私の心の声?

「担任は決められないけど、苦手な先生とならないようにしよっか。」

「はい。」

「苦手な先生おる?」

「◯組の◯◯先生。」

「なんで?」

「部活の時に、色々と。」

軽いセクハラだった。気持ち悪くて仕方なかった。

「おっけ。わかった。じゃあ、女性の先生の方がいいかな?」

「…はい。」

「ね、葉瑠?」

「はい?」

「大丈夫?」

「え?」

「さっきから、元気ないし。少し、話の話題変えよっか。」

そして、先生はそれ以上のことは聞かず私の話しやすいような話題をしてくれた。

私の好きな推し。

私のストレス発散法。

その時は、ありのままの自分で話せていた。嬉しかった。こんなにも信用できる人がちかくにいるんだって。

そして、その日はそこで終わった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✂

こんなこともあったねぇ…

緊張しすぎて目合わせれんかったなぁ…w

来世、僕は桜になる。

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