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「同級生って…私大学生ですけど」
「何言ってんだ?どう見ても大学生には見えないが」
「あっ」
すっかり忘れていた。今は中学生だった。
「この人と話すと調子が悪くなる…」
「本人の目の前で悪口を言われると困る」
心の中で言ったつもりだったがついつい声に出してしまっていたようだ。
「っていうか、俺はお前と学校が一緒。っていうかクラスも同じだ」
「え、嘘だ」
「嘘じゃない。そんなに俺信用できないか?」
「まぁ不審者なので」
「不審者じゃないクラスメイトだ」
「私には不審者にしか思えません」
はぁと彼はため息をついた。
そんなことも気にせず、私は言った。
「クラスメイトだからなんなんですか。クラスメイトでもなんでも話かける意味なんてないでしょう?自殺しようとした同級生を助けたヒーローかなにかなんですか」
「うるせえ」
怒らせたかな?そう思ったが彼は、何故か私に笑顔を見せてきた。私はその笑顔にムカついた。
「ならなんなんですか?」
「お前はなんなんですか?が口癖なんか?なんなんですかなんなんですかうるせえ…」
「…」
なんだろう。すごいムカつく。多分人生の中で1番ムカついたと思う。
「助けたのもあるがお前に聞きたいことがあったんだ」
「最初に言ってくださいよ。無駄にストレスが溜まりました。あと時間をすごく無駄にしました。」
「…嫌な言い方するな、あと敬語をやめろ」
その言葉を無視して私は言葉を続けた。
「1回も話したことのない人に聞きたいことって、あなた相当頭がおかしいのね」
「はぁ?」
今度こそは怒らせただろう。
「よく言われるけどまさかお前にまで言われるとは思わなかった」
本当に分からない。この人はなにを考えているんだ。
それより、私は過去に戻った理由を知りたかったのに…あ、そうだった。彼にそれを止められたから今こうなっているんだった。
「私、命よりも大切な用事があるので帰らせていただきます」
「自分の命大切にしないやつがよく言う」
「またストレスが。それじゃ。話機会はこの先ないでしょう」
静かになったから今のうちに。と思ったが、彼の言った言葉に止められた。
「過去に戻ったこと…本当に知りたいのか?」
「…え」