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どうも!咲恋です!
話すこともないので、本編
(∩´。•ω•)⊃ドゾー
初兎side
「はぁ…」
満員電車に揺られながら、軽くため息をつく。昨日の夜、今日提出の課題が終わっていないことに気づき急いで終わらせた。そのせいで、いつもより起きる時間が遅くなってしまい、通勤ラッシュに巻き込まれた。まぁ、いわゆる寝坊である。
「んっ…ぁぅっ…(小声)」
微かに聞こえた小さな声。辺りを見回すと、長身の男に体を触られている制服姿の女子高生が居た。恐らく同じ高校だろう。
いつも学校では控えめな僕だが、こればかりは放っておけなかった。
(サッ)
男と女子高生の間に入る。臆病な僕には、話しかけるだなんて出来やしなかった。すると男は、
「…チッ…クソッ…」
そう悔しそうに言い捨て、その場を去っていった。
「えぁ…ぅ…ぇと…」
「…大丈夫ですか?」
「あ…は、はぃ…?」
状況が掴めないのか、疑問形で返してくる彼女。数瞬の沈黙の時が流れ、はっとしたように彼女は言った。
「あ、ありがとう…ございます。」
「私、イレギュラー高校2年の篠田心菜って言います…お、お礼がしたいんですが…」
「あいえ、僕が勝手にやった事なので…」
「お礼したいんです…お礼させてください…!」
先程まで無口だった彼女が急に話し始めて少し混乱し、少々黙り込んでしまった。しかし、彼女が言ったことを無視する訳にもいかず、簡単な返事をする。
「なら…お言葉に甘えて…?」
「よ、良ければ…L〇NEとかって…」
「あ、どうぞ。」
混乱しすぎて逆に冷静になった僕は、彼女と連絡先を交換することになった。
心菜side
いつもより遥かに混んでいる電車。私は、背の高い男の痴漢にあっていた。
「んっ…ぁぅっ…(小声)」
そう小さく声を漏らす。誰にも届くはずのなかったこの声は、とある男子高校生に届いていた。
(サッ)
私と男の間に何かが入る。
「…チッ…クソッ…」
そう呟きを残し、男はどこかへ行ってしまった。はっとして後ろを振り返ると、白髪の男の子が立っていた。
「えぁ…ぅ…ぇと…」
「…大丈夫ですか?」
「あ…は、はい…?」
「大丈夫か」そう聞かれ、ほぼ放心状態だった私は小さく返事を返す。しかし、そのままではらちがあかない。私は、勇気を振り絞って彼に声をかけた。
「あ、ありがとう…ございます。」
これだけで済ますつもりだったが、何故か微塵も考えていない言葉を発してしまった。
「私、イレギュラー高校2年の篠田心菜って言います…お、お礼がしたいんですが…」
まずい。このままだと、ただの積極的すぎる奴になってしまう。一瞬硬直した彼は、またすぐに口を開いた。
「あいえ、僕が勝手にやった事なので…」
「お礼したいんです…お礼させてください…!」
「なら…お言葉に甘えて…?」
「よ、良ければ…L〇NEとかって…」
「あ、どうぞ。」
もはやここまで来たらもう引き下がれない。私は彼に連絡先を聞いた。
はい!ここで切ります!
投稿頻度低くてすみません…
では!
おつさこ〜!