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テラーノベル(Teller Novel)
口は災いの元

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2

第2話

♥

36

2024年01月11日

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そう、事の発端はと言えば

俺が いけないんだ


いや、もう

そんなことを言ったって

今更かよ。と言われるかもしれないけれど、、。

俺が

今回はやらかしてしまったのだ。                    原因は些細なことだった


「ねぇ、”手取り足取り”ってよく聞くけどどこらへんまでが手取り足取りになるの。程度がよく分からんね。」



という

俺のどうでもいい一言から

この異様な事態に

なってしまったのだ



俺の言葉を聞いた

啓太郎ととしちゃんは

一瞬笑った気がした


「浮ちゃん、程度が知りたいの?」


なんてわっちが

言うから


「わっち分かんの?笑」


なんて聞き返してしまった

そしたらわっちは

俺の頬に手を沿えて


「分かるよ。どうしても、って言うなら教えるけど?」


なんてニコニコしながら言うから

俺何故か調子に乗って


「んじゃ、お願いします」

って二つ返事で返してしまった

そんなやり取りを聞いてたとしちゃんまで

何だか話しに入って来て


「浮ちゃん、おいらも分かるよ(笑)」


って言い出したから

二人とも分かるんなら

もうまとめて聞いちゃえば良いんじゃない。

と頭の中の長岡が言うもんだから

間抜けなことに


「じゃあもう、二人で教えてよ!”手取り足取り”の意味。」

と、まさしく

火に油を注ぐようなことを

自ら口走ってしまったのである。

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