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私には憧れがいた。通称アンダーキッズ。名前は明かされていないが、トー横では有名な
トー横キッズらしい。
この子は、ひたむきに自分を突き通している気がして、好きだ。
でも私は、何?私はいじめられて何も出来ずにずぅっと人に助けを求めてるだけ、、。
私をアンダーキッズが見たらなんて言うだろう。 甘えんな。
とかは言われちゃうだろうなあ。
私なんて誰からも必要とされてもいない。『そんなこと、ないよ』
温かい声が聞こえた。『ルーラは今の自分で、いいんだよ』
誰の声?誰かが昔自分に言ってくれたー。
『ルーラさん。』あれっ、、。
『大丈夫ですか?ルーラさん』誰の声??声が変わったー。
『ルーラさんー、』ちょっとしわがれてる声。この声は、、。
『応答してください、』保健室の先生の声だ!!そう思った瞬間、ルーラは起きた。
「ここは、、??」
「保健室です。やっと起きましたね。ルーラさん、気絶してたんですよ、3時間半。」
「えっ」
「ルーラさん。質問いいですか??」
「え、あ、は、、はい。」
「あなたは先程誰かを殴った覚えはありますか?」
「無いですけど、、」
「あなたはさっき、アイルさんを殴ったんです。そのまま気絶して、今に至ります。」
「えっ、、、?うっそ、、。嘘、そんなはず、、」
「アイルさんは、手の骨を骨折し、救急車で搬送されました。」
「なのでこれから警察が聞き取り調査に来るはずなので、心の準備をしていてください。」
ルーラの思考は停止し、笑みがこぼれた。