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テラーノベル(Teller Novel)
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敵の異能者が居る処へと、中也と芥川は向かっていた。

彼方此方あちこちから銃声──爆発音──破砕音はさいおんが響いている。砂埃すなぼこりが舞い上がり、辺りを照らす月光を遮っていた。

開けた場所、でこぼことした地面。

見渡す限り何もなかった。あるのは視界の奥に見える折れた木々だけ。

けれどそんな中に、アレは浮き立っていた。

茶色の土の上に生えているのだ。戦場の上に本来なら無いものが。

舞った花弁• •が、中也の頬を撫でる。花の香り• • • •が鼻腔を彷徨った。

『かーごめ、かーごーめ』

幼い少年の歌声が何処からか聞こえる。

中也達は視線を移した。そして目を見開く。

三歳程であろうか、小さな背格好は、明るい色彩を宿す花々の上に座っていた。

『かーごのなかのとりーはー』

ふと、疑問が上がる。

何故──花が生えているのか?

此処は戦場。花だけではなく、草木一本も生える事はない。爆発や黒い雨、其の他の自然に分類されない人工物が影響した事にって、植物は生命を失わざる終えなくなるのだ。

『いーつ、いーつ、でやある』

然し其処に、花はあった。

そして瞬時に“此れはあり得ない”と理解する。間を置かずに脳裏に浮かんだのは──此れが異能である事。

ポートマフィアは特務課からの依頼を受けた。そして送られた資料の中には、捕縛対象になっている五名の異能力者の異能について書かれていた。

其の中には自分で生成した植物のみを操る異能力者が居るのが記載さらていた。

中也は其れを思い出す。

植物を操る異能力者は十五の少女• • • • •であった。けれど目の前にいるのは三歳程の小さな男の子。

歌う幼子が植物を操る異能力者である可能性は低くなる。

何より、中也は幼子に見覚えがなかった。

資料でも見た事がない。

敵については資料でおおむ把握はあくしている。けれど今、目の前にいる幼子は、資料に載っていなかった。

敵の一人の可能性だってある。

──こんな子供が?

迷い込んだ可能性だってある。

──こんな戦場に?

可能性と否定。そして予想を中也は脳内で繰り返した。

『よあけのばんに』

子供は歌う。

中也達はそんな子供を奇異なものでも見るような目で見つめた。

手を繋いだかのようにくっつく、人型をした草木が子供の周りを回っているからだ。

『つーるとかーめがすーべった』

まるでテリトリーのように、子供が座っている周りには草木が生えている。其れは他と違う事を表しているのと同時に、立ち入る事を禁じているようだった。

『うしろのしょうめん』

子供が顔を動かす。

後ろ──中也達の方を向いた。

『だーあれ?』

純粋と喜楽、子供ながらの無慈悲さを兼ね備えた瞳。

幼子の言葉に人型の草木が同時に止まる。そして子供が向いた方に丁度いた人型の草木が、破裂した。

ばらばらに吹っ飛んだのだ。

「っ!!」

中也達は其の異様な光景を見て目を丸くする。

『すごい、すごぉい』

きゃっきゃっと子供は笑う。

子供の手元に、恐竜のぬいぐるみがあるのに中也達は気付いた。そして其れを見て、中也達は目を鋭くさせる。

奇異を見るような目だ。

恐竜のぬいぐるみは四肢ししがなく、右の目が無かった。

中の綿わたが飛び出て何処か痛々しさを感じさせる。そして矢張り、片目は無かった。

どこかゾッとする人形だ。

『ふふっ…んふふ……あははっ…!』

只ひたすらに、子供は遊んでいた。其れが一人でと云うだけだ。

「中也さん、無線機がつながりません。通話端子もです」

何処かかすれた声で、中也の後ろに居た芥川が声をかける。

「……おう…」

中也は小さく返事をした。

無線機も繋がらなければ、周りが如何なっているのか判らない。援護すらも出来ないだろう。

こうなったら出来るのは只一つ。立ちはだかる敵を倒すのみだ。

中也は躰に重力をまとう。立っていた地面にヒビが入り、小さな欠片が空に浮いた。

「あらぁ?」

刹那、女のしとやかな声が響く。

「ようこそいらっしゃいました。ポートマフィアの方々」

ふんわりとした表情で女は云った。中也は目を見開く。資料で見た植物を操る異能力者こそが彼女• • • • • • • • • • • • • •ったからだ。

何処か冷酷な笑みを中也は浮かべる。

「俺達ポートマフィアは特務課から依頼を受けた。其れは五名の異能犯罪者を捕縛ほばくする事。だが首領から命じられたのは組織の殲滅せんめつだ」

一歩、中也は前に出る。

少女は目元にだけ笑みを浮かべた。

「子供だろうと女だろうと容赦しねェ」

中也の瞳に殺意がはびこる。芥川の黒い外套が、黒獣に変化した。

「残念………此の子の遊び相手になって欲しかったのに……」

頬に手を当てて、残念そうな表情で溜め息混じりの声で少女は云う。

刹那、花々が中也達の数メートル後ろまで咲き乱れた。

地面が唸る。

「っ!」

唐突な揺れが生じたのだ。

そして地面から太く硬い幹が生えてくる。中也達を囲むように生えた幹はやがて一つに集まり絡み合う。

其の形は正に鳥籠であった。

「ははっ……」

乾いた笑い声を中也は響かせる。

異能のスケールを超えてやがる……。

敵の少女は植物でできたブランコにのっていた。足や腰を曲げてブランコを楽しそうに揺らしている。

恐竜の人形を持った子供は、其の隣で年相応の笑顔で中也達を見ていた。

抗争前、武装探偵社随一の頭脳を持つ江戸川乱歩は云った。

──捕縛対象に中っている五人の異能者の中に、異能を増幅させる異能者が居る。彼は立ったふれた物質を操る異能者と血縁関係で兄にあたると書いてあった。

──恐らく他の四人の異能者は彼を全力で守るだろう。

──彼の異能については不審な点が多い。異能を増幅するとしか判ってないんだ。触れた対象のみか、仲間・或いは部下と認識した対象のみか。

──兎に角、見つけ次第、太宰を向かわせる。

そう云われたが、今は無線機も通話端子も繋がらない。 通信妨害機が何処かにあるのだろう。

目の前にいる子供が乱歩が云った異能力者、と云う可能性が中也の脳に一瞬浮かび上がる。

けれど他の情報が其れを否定した。

立ったふれた物質を操る異能力者は十二の少年であった。然し今、中也達の目の前にいる子供は三歳程の幼さ。

兄──と云う情報が間違っているのか、若しくは子供が異能を増幅させる能力者ではないのか。 とは云え、外部に連絡できない状況には変わりない。

中也は小さく息を吐いた。

「芥川、手前は後方で俺の援護をしろ、恐らく女の異能者を倒さねェ限り此処から出られねェ」

「承知」

鋭く尖った幹が中也の方へと向かう。

好戦的な笑みを浮かべ、中也は地面を蹴った。敵の攻撃を芥川の羅生門──外套の黒獣が喰らい尽くす。

其の隙間を中也は進み、そして腕を振りかぶった。









































***

くすみを帯びた黄褐色になった鳥籠の幹は、ボロボロと崩れていく。

中央の真下に、異能者の少女が倒れていた。

死んではいない。微かな呼吸音が聞こえている。意識を失っただけだった。

崩落する木枯茶の鳥籠の中、中也は辺りを見た後、芥川に視線を移した。

所々怪我はしているが、何事もないように立っている。ゴホゴホと咳をした。

中也は倒れている少女に視線を移す。懐から何かが出てきた。

刺し目ソリッドアイ

子供が持っていた恐竜の人形が、中也の脳裏に浮かび上がる。人形の目と似ていた。

ぼろっと崩れ始める。そして数秒経つと、元から存在してなかったかのようにソレは消えた。

違和感を感じざる終えない記憶を中也に植え付けた上で。

中也は顔を上げた。

枯れた花々の上に子供が座っている。恐竜の人形を大事そうに抱えて。

『………けがしてる……いたくないのぉ?』

倒れている少女に、子供は変わらぬ表情で首を傾げながら無邪気に訊く。

『ねぇねぇ起きて……あそぼうよ…』

子供の頬に雫が伝った。



──一筋の赤い雫が• • • • • • •



中也と芥川は其れに気付き、目を見開く。

子供の右目が無かった。

まるで目玉がくり抜かれたかのような隙間ができていて、其処からは血があふれ出ている。

ぎょっとした。

『いたいよ……でも、こうしないと…いけないよね……みんな…そウ………い、っテタ……』

様子が怪奇しい。

中也達の脳に其の言葉が浮かび上がった。

『あそびた…イ………ァ…そビ、たい……』

何処か不自然な動きで子供は手を動かす。恐竜のぬいぐるみの左目を──子供が引きちぎった• • • • • • • • •

子供が人形の左目を口に入れる。小さな喉仏が上下に揺れた。

其の瞬間、子供が強い光を放ち始める。

「っ!?」

「…ッ!!」

白い光だった。けれど目を開けていられない程強い光でもあった。

中也と芥川は光を遮るように顔の前に腕をかかげる。

薄っすらと影が見えた。

──子供だ。

然し子供の影は奇妙な動きをした。躰が大きくなっていっているのだ。

手足が伸び、背が高くなっていく• • • • • • • • •





『汚れつちまつた悲しみに

いたいたしくも怖氣おじけづき

汚れつちまつた悲しみに

なすところなく日は暮れる……』





白い光はやがて紅蓮に変化する。

「中也さん……これは…」

滅多に見ない驚きの表情で、芥川は云った。

中也は子供──否、青年が放つ光から視線を外す事が不可能になっている。

コレに似たような光景を、何処かで見た事があったからだ。

──人生に一度きりしか発動しない。破滅はめつの異能だよ。

もう二度と思い出したくないと思っていた声。Nと名乗った男の声だった。

中也は其の瞬間、自分が犯した失態に後悔を感じた。

紅蓮の光が凡ゆる物を飲み込む漆黒へと変化する。空気が吸い寄せられていった。

躰が動く。

「っ……!」

中也は歯を食い縛り、後ろを向いて芥川に触れた。

「通信阻害範囲から次第しだい此の辺り一帯で戦う構成員と探偵社員を避難ひなんさせろ。そして太宰を呼べ」

低い声で中也は云った。

「悪ぃな、芥川……」

其の言葉に、芥川は脳裏に疑問符を浮かべる。

「中也さん?如何し──」

外向きの重力が芥川にかかり、弾け飛ぶ。芥川の姿が、あっという間に見えなくなった。

中也は光へと視線を戻す。

光には凡ゆるものが吸い寄せられ、重力で塵のように潰されて消滅していた。

子供の影はもう見えない。

そばに倒れていた少女も、光に吸い寄せられて消えた。

漆黒の光はやがて形を成した。

重力の渦• • • •

ソレは辺りのものを吸い尽くし大きくなっていく。中也はソレを静かに見ていた。

丁寧な動作で手袋を外す。

そして唱えた。


“汝、陰鬱なる汚濁の許容よ、更めて我を目覚ますことなかれ”




















































***

吹っ飛ばされ、回転しながら芥川は目を見開いた。

勢いが減少し、中也が居る処から数キロ離れたところで着地する。

「中也さん!!」

理解不可能な現状の中でも、芥川は中也の名を呼んだ。

然し其の瞬間──何かの衝撃が芥川に直撃した• • • • • • • • • • • • •



















































***

「はっ……は…、っ……」

浅い呼吸を響かせ、少しでも足の踏み場所を間違まちがったら転んでしまいそうな程、でこぼことした道を太宰は走る。

然し其処は道ではなかった。

辺りは開けていて、奥の方に小さく折れた木々が見える。元々此処は森であった場所だ。

満月のみが全てを照らすが、其れを遮る灰色の煙が立ち上がっていた。

轟音を伴い、爆風が太宰の躰に吹きつけた。

「っ…!」

顔をかばうように腕を掲げる。反射的に足が止まった。

「逃がさないって云ったじゃん」

嘲笑混じりの年若い声が響く。

太宰は声が聞こえた方──後ろを向いた。

其処には、そびえる土壁に立つ少年が居た。立ったふれた物質を操る敵の異能者だ。

「悪いが君に構っている暇はない」

太宰はふところから銃を取り出す。

人差し指に力を入れた。発砲。銃声が響く。

「危ないなぁ……」

少年が云う。無傷──太宰が撃った銃弾を避けたのだ。

「…………」

太宰が顔をしかめる。

太宰は急所ではないが、確かに少年が銃弾にあたるように撃った。

けれど其れを少年は避けたのだ。

刹那、先程よりも大きな巨石が太宰を影に包み込む。然し太宰は顔色一つ変えずに巨石を見上げた。

まるで其れが、自分に当たらない事が判っている• • • • • • • • • • • • • • • かのように。

先刻さっきも云ったけれどら君に構っている暇はない」

太宰はそう云って後ろに飛んだ。

「君の相手は私ではないよ」




















「羅生門────獄門顎ごくもんあぎどッ!!」





















巨大な黒獣が巨石を噛み砕き、喰らう。 そして一つの影が太宰の横を通り過ぎた。

「頼んだよ」

太宰は影にそう云って、中也の方へと走って行く。

「芥川!こんな所に居たのか!!」

敦が土壁を破壊して、巨石を破壊した影──芥川を睨みながら云う。

「遅いぞ人虎じんこ!」

普段以上に眉間に皺を寄せ、敦の倍以上に睨みを利かせながら芥川が云った。

「全力で来たし!」

そんな口喧嘩をしながら、敦と芥川は並び合う。そして其の怒りと敵意は目の前に立つ異能者に向けられた。

「ふふっ…」

少年は笑みをこぼした。

何か面白い事や楽しい事があったときにする笑顔。子供らしい表情である。

少年は──殺戮を行う事でしか笑えない。

「凄いよ!凄いっ!君たちなら好いオモチャになってくれそう!」

岩が動き、拳の形になった。 敦と芥川は其々身構える。

「遊ぼう、遊ぼう、遊ぼう!もっと沢山っ!オレと一緒に──」

少年の言葉が途切れる。

視界に映った其の光景に、少年は驚いたのだ。

岩が崩れている• • • • • • •

何故、崩れているのか。

敦や芥川はまだ攻撃していない。其れ処か此の状況に目を丸くしている。然し 少年は思い当たる節があった。

少年の異能のスケールが此れ程までに強大なのは、異能を増幅する異能力の影響。

条件がそろっている限り、異能は発動し続ける。

何処か震えた手で、少年は洋袴ズボンのポケットに手を突っ込んだ。

あった筈のモノがない• • • • • • • • • •──恐竜の右足• • • • •が。

少年は目を見開く。

そして視線を移した。太宰が走っていった方向──不明の轟音が聞こえてきた方向へ。

「………………兄…さん……?」









































***

「中也っ!」

私は中也ちゅうやの手を掴んだ。中也のからだに浮き出た禍々まがまがしい刻印が一瞬で消える。

其れと同時に中也は力が抜けたかのように倒れた。

抱き留める。

「中也!しっかりしろ!」

そう中也の名を呼んで問いかける。

中也の睫毛まつげがぴくりと揺れた。ゆっくりと中也はまぶたを開ける。

「っ……だ、ざぃ…?」

かすれたような声だった。

中也が生きている事に私は安堵あんどする。

然し──

「だざ…ぃ…………………………何処だ…?」

私は目を見開く。警報。

真逆ッ……。

中也のひとみうつろんでいた。其の瞳には何も映らない。

目が──────見えていない?

自分の呼吸が震えているのが判った。

私は中也の頭から爪先まで、小刻みに揺れた瞳で視線を移す。

出血が酷かった。予想以上の肉体損傷だった。

「っ、あ……中也…」

震えた声で私は中也の名を呼ぶ。

──此のままじゃあ中也が死ぬ。

「……………………………自業自得だな……」

自分を嘲笑うように中也は云った。咽喉から声がもれる。

「大丈夫だ!もう直ぐ与謝野女医せんせいが来る!君は絶対に助かるんだ!だからそんな風に• • • • • • • •──」

どくん。

何かが脳にあふれ出た。鉄錆てつさびのような臭いがツンと鼻をさす。

ノイズの音と、色褪せた映像。

此れじゃあ……あの時• • •と全く一緒じゃないか…。

「っ……駄目だ…」

歯を食い縛る。

駄目だ。其れだけは駄目だ。

やめてくれ。

此れ以上──から何も奪わないで……。

刹那、後ろから足音が聞こえてきた。与謝野女医だと直ぐに予測するわかる

「太宰!」

与謝野女医が、息を荒くさせ乍ら私の名を呼ぶ。

後ろへと振り返った。

視界に与謝野女医が入る。走って来ていた。

「与謝野女医っ!中也を──」

言葉が途切れる。何かが私の口唇を塞いでいるのだ。

そして判ったのは後頭部を強く押されている事と、唇に柔らかい感触を感じる事。

目を丸くする。あかい髪が視界に入った。

唇を離すと、中也はささやくように云った。

わりぃな、太宰……」

目を見開く。

そして中也はひとかたまりの空気を吸った。口を動かす。

咽喉につっかえた呼気こきを吐き出すようにして、中也は声を絞り出して云った。

『生きろよ』

其れは呪いの言葉であり、愛の遺言でもあった。

私の後頭部に触れていた中也の手が、地面に落ちる。そして其処からぴくりとも動かなくなった。

「………………」

目の前で起きた出来事を受け入れられないまま、茫然ぼうぜんと私は座り込む。

「太宰!」

与謝野女医が駆け寄って来た。中也に触れて脈を確かめる。目を見開いて、顔を強張こわばらせた。

「っ、太宰!離れてるンだ!」

私を退けるように、目を丸くしたまま動かない私の躰を与謝野女医は押す。

与謝野女医は中也の胸部に触れて圧迫した。傷の手当てをしながら蘇生処置を行なっている。

「…………」

中也は息を吹き返さない。

只、瞼を下ろして静かに眠っている。何度も見た表情。普通に寝ている時の表情。

けれど違う────中也かれは死んでいるのだ。

もう二度と、私の名を呼んでくれる事もなく、あの輝く笑顔を私に向けてくれる事もない。

中也は、死んだのだ。

其れを理解した瞬間、視界がゆがみ、目眩めまいが襲いかかる。

意識が途切れた。



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