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とある中学2年生の朝の始まり。

とある中学2年生の朝の始まり。

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とある中学2年生の朝の始まり。

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2022年07月16日

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「ふぁーあ、学校面倒くっさあ…!

なくなっちゃえばいいのになぁ!

休んじゃおっかな。」


ウチは和久亜連(わくあれん)。

中学2年生。


「おーい、和久!」

「げっ、りょーたじゃん…。」

「さあ!学校に行くぞぉ♪」

「やだね、つまらないし。」


こいつは皐月涼太(さつきりょうた)。

中1からの友達(違うかもしれない)。


「何でだよー、行こうぜぇぇぇ………」

「学校行くの好きなん???すげー。」

「好きじゃねーけど成績がこのままだとやべーんだよ!」


まぁ、こいつちょっとやばいもんな。


「勝手に行きなよ、ウチは行かなぁい。」

ガシッ

「うわ、何すんの?」

「どーしても行かねーなら俺が強制的に連れてく。」


うわ、めんどくさ。


「はいはい、もーいいや。面倒くさい。」

ズルズル

「……でもこの体制だと痛いから手離してくれない?」

「わりー。つか、このままだと遅れるから走らねーとヤバい。」

「えーーー、走るの嫌いなんだけど。」

「………また、強制的に連れてくぞ?」

「えっ。」

「さっきよりももっと、手ぇ痛くして。」

「よし、走ろっか☆」


痛いのはやだ。


「ははwwwそう来なくちゃなw」

「笑いすぎだ、バカ。」


そうやってウチの1日はこいつによって始まっていく。

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