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ドアの向こうからドンドンと音を鳴らす、今にも壊れそうなほど強い力で___.
中「おい、雪!!起きてっか!?💢」
『……。』
私はきっと何か彼を怒らせる様な事をしたのであろう。全くもって覚えてはいないが、此の場合の選択は寝て誤魔化すに限る…と私の脳が判断を下した。
中「…っち、彼奴休みだからって寝てんのかよ、たく本当… 」
ドアの向こうから聞こえる溜め息や愚痴の数々、五月蝿い上に長く続く為私も少し苛々してきた。
中「此の儘じゃ予約してた店に間に合わねぇな、」
______……予約していた店?
『お早う、先輩。予約してた店って何時からですか。』
中「うお!?…(飯に釣られて出てきやがった)」
中「どうしようもねぇな。」
『それで、何時からですか。』
中「後三十分後だ、前々から言っておいただろ?」
…まぁ、思い返せば言ってた様な言ってなかった様な。取り敢えず私に対して何か怒っていた訳では無さそうなので良し。
『五分で支度します。』
中「わ、解った早くしろよ。」
ポートマフィアに所属する、しかも首領の秘書となれば仕事は早いのは当たり前。故に此の様な支度も早い。
『…堅苦しい店なら嫌だなぁ、怠いし。』※フラグ〔?〕
ガチャ、
『お待たせしました。』
中「ああ、全然良いけどよ。次からは気をつけろよ。」
『…心掛けます。』
中「___因みに此の事を言うのも四回目だからな。」
『先輩、正しくは六回目です。』
中「もっと駄目じゃねぇかよ!?💢」
『… ぁ。』
言わなければよかった。
中「それじゃあ間に合わねぇしトバして行くぞ。」
『私バイクとか苦手です。』
中「五月蝿え、遅れそうなのは手前のせいだ。」
『まじですか。』
中「はぁ、しっかり捕まっとけば大丈夫だろ。」
『…。(いや、スピード的に私死にますし酔います。)』
その言葉を聞き先輩が乗った席の後ろ側に私も乗り脚を跨る。
中「行くぞ、離すなよ。」
『…絶対離しません。安心して下さい。』
そして二人は明るいネオンの灯る街に消えていった。
因みに此の後島崎の予想通り
堅っ苦しい高級店に行ったそうです。
中也は酔いに酔い、後々が大変だったそうで、
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作者です、こんにちは。此の作品に目を止めて頂き誠に有難う御座います。投稿頻度はぼちぼちなので更新が止まってしまうことがあるかとも思いますが、是非更新された時は見てくれると嬉しいです。其れでは次のお話しをお楽しみに!!