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勇気とは恐れないことではなく、恐れても歩み続 けることだ。マーク・トウェイン
君は軍隊についてどう思う? 憧れの対象? それと も憎悪の対象? それは近親者が軍隊に所属してい るから? 君自身は軍隊にいた経歴がある?
色々な人にこの質問をしてきたけどかなり意見は 人によって異なる。そしてオレは戦艦の一番上の 展望フロアで、窓の外をぼんやりと眺めながらそ んなことを考えているところだ。
「クルーズ士官、艦長がお呼びです。B8デックへ の移動をお願いします」
「ありがとう。他は揃っているのか?」
「自分が艦長にお会いしたときはそうではなかっ たですが…」
「わかった。今から行く。君はシフトの終わり か?」
「はい。」
「ゆっくり休んでくれ。」
そう言ってオレはB8デックへ向かって足を進め る。
「アルフレッド。来たな。」出迎えたのはこの戦艦 の艦長のミルズ艦長。艦長クラスでは珍しい叩き 上げだが、問題解決能力の高さもありここまで登 りつめた人物だ。
「他のメンバーはまだですか?」
「今向かっているらしい。で、どうだ?」
「この艦隊、タークスでの生活のことなら快適で すよ。個室もありますし。」
「君の同僚はどうかい?」
「同僚というより俺にとっては、むしろ同級生という感覚です。どっちにせよ彼らはいつも通りって感じです。さてと来たようですよ。」