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(ฅдฅ*)コン… ฅ(•д•*ฅ)チャー♪

みんみん蝉デス…

この話…保存し忘れて消し飛んだ…ハハ…

うわぁああ…書き直しだぁ…(´;ω;`)

それでは本編へ

ᏚᎢᎯᎡᎢ



─ ✄ ─── キ リ ト リ ─── ✄ ─


〜莉犬〜

さとみくんと俺の唇が重なったとき、あったかいものが俺の体を満たした。

さとみくんの唇の感触、互いにかかる吐息、俺の頬を包む両手の温度。その全てがさとみくんを通して俺の中に伝わってくる。

その時の時間は短いようでとても長かった。一瞬かも知れないし、触れるだけかも知れない。でも、たったその一瞬で俺の心の中の何かが砕ける。

幸せってこの事かも知れないな…。少し大人になれた気がする。

暫くしてさとみくんの唇は離れてしまった。少し名残惜しいけれど、欲張りはいけない。

💗「今の莉犬、めっちゃ幸せそうな顔してた」

❤「ほんと…?」

💗「うん」

頭をなでなでと撫でられる。それだけでもこんなに嬉しいなんて、俺は少しずつでも忘れてしまった感情を取り戻せているのかな?

💗「すんごく言いにくいけどさ…」

❤「うん」

💗「家…どうする?帰る?」

どうしようか…。帰ってもころ兄とるぅ兄しか居ないし…。義父さんと義母さんは出張って言って留守にしてるし…。

でも、帰らないと怒るしなぁ…。

❤「………帰る…怒られるから…」

💗「そっか…なんかあったらすぐに来いよ。俺のできる限りで助けるから」

❤「ありがと…」

そんなこと言われると、帰りたくなくなるじゃんか…。ずるいよ…。

💗「送ってくよ。隣だけど」

❤「うん」

さとみくんの部屋から出て玄関に2人で向かう。さとみくんに洗濯してもらった制服を着て上着を着る。さとみくんはマフラーを巻いていた。

ドアを開けると冷たい夜風が吹いてくる。あまりの寒さにぶるぶると身震いし、上着のポケットに手を突っ込む。

手袋してこりゃ良かったな。そう思っていると、さとみくんが俺の上着の両ポケットに手を突っ込んでくる。

💗「あったか〜」

❤「そりゃ、俺が手ぇ突っ込んでいたもん」

もぞもぞと手を動かすさとみくんは俺の手を探していたようで、見つけるとぎゅうっと包み込む。

💗「莉犬」

不意に名前を呼ばれ上を向く。俺の鼻先とさとみくんの鼻先がツンと触れる。言葉にしなくてもわかるよ。

俺は背伸びをして目を瞑る。そしてまたさとみくんの唇が俺の唇と重なり合った。




〜ころん〜

💙「あ〜あ〜、マジで今日の客なんなの!?注意したら怒鳴られるしさぁ!さとみくんも!!さっさと1人で帰っちゃうしさぁ!?まったく…」

僕はバイトでのストレスをぶつぶつと呟きながら薄暗い家路についていた。

ほんっと今日は最悪の日だ!!さとみくんは1人で帰っちゃうし、バイトでは客に怒鳴られるし!

さとみくんのせいだー!!うぎぃー!!

頭の中でクラスメイトの悪口を叫んでいると、ちょうどさとみくんの姿が遠目に見えた。

そのせいか、さっきまでのストレスが消し飛ぶ。

💙「さとみくんじゃん!タイミング良すぎwww」

このまま後ろから驚かせてやろう!

そろ〜りそろ〜りと電柱に隠れる。様子を見ようと顔をひょっこり出すと、さとみくんが誰かに話しかけていた。

誰なんだろう。そんな好奇心が僕の心をくすぐる。でも、その答えはすぐにわかった。

さとみくんが僕達の家の方に振り向く。

💙「おーい!さとみく…………」

💙「え…」

さとみくんは莉犬くんとキスしていた。

なんで?

なんで莉犬くんなの…?僕じゃ…駄目なの…?

なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!?

なんでっ!?!?!?

僕の方がずっと一緒にいたじゃんか…!勉強の時も、登校する時も、クラスのペア活動の時も、なんなら学校にいる時間全部!!

僕…さとみくんの事がずっと好きで好きで、高校の卒業の時に告白したくて、それで苦手な勉強を死に物狂いで頑張って、合格して…。全部さとみくんと一緒になりたくて努力したのにっ…!!

返してよ!!僕の…今までの時間、全部返してよっ!!

なんでなの…?何がいけなかったの…?

僕はその場に崩れ落ちた。




僕は泣きじゃくりながら家に入った。るぅちゃんがびっくりして何があったのか聞いてくる。

💙「ごめんね…今、今言っちゃうと僕がおかしくなりそうなんだ…。」

💛「…ころちゃん……」

💙「でもね、ただの失恋なんだwww気にしないでwwwポロポロ」

💛「は…」

るぅちゃんは何か言いたげな顔をしていた。そりゃあね、恋の相談とかしてなかったし。

💙「馬鹿だよねぇ、僕www叶うはず無い恋にさ必死になっちゃってwwwポロポロ」

💛「そんな事っ!」

💙「もう、良いんだwwwポロポロ」

僕は泣きながら笑う。でも、感情がぐちゃぐちゃでうまく笑えない。

やっぱ、同性に恋するのはいけないのかな…wハハ…

💛「ころちゃん、ころちゃんは悪くありません」

💙「………うう…ポロポロ」

💛「ころちゃんに辛い思いをさせた人達に今度、会いに行きますねニコ」

💙「え…?なんで…?」

💛「なんでって…大事な大事なころちゃんの為じゃないですかニコニコ」

その笑顔に背中に悪寒が走る。なんで…?いつもの笑顔なのに…?違う…るぅちゃんの笑顔じゃない…。

だって………

目にハイライトが無いんだから…



─ ✄ ─── キ リ ト リ ─── ✄ ─


終わりでーす!!

るぅちゃんが…すごいことになってますね…(゚A゚;)ゴクリ

ころちゃんの失恋…( 。•́ - •̀。)

今回はキスシーンが多めですね( ´=ิ◞౪◟=ิ`)デュフフ

次回予告!!

どうなるさとりーぬ!?

それでは次作でお会いしましょう!!

乙蝉!!


制作・著作

━━━━━

みんみん蝉

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コメント

20

ユーザー

るぅちゃんころちゃんのこと好きだったのでは、、!(*^▽^*)ころちゃんがさとちゃん好きとは思わなかった

ユーザー

神!では学校行ってきます!イイネタクサンオシトイタヨ!(*'▽'*)

ユーザー

350いいね押した!!続き待ってます!!

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