23時 、仕事も終わりアルバムを見ながら珈琲を一口程口に含む
「ゴーゴリ?」
振り返ると先に寝た筈のゴーゴリが寝間着姿で私の自室を尋ねて来た
「あのさ、一緒に寝てくれるかい?」
よく眠れなかったのか目元には若干隈が出来ており何処か気だるそうで眩しそうに目を擦っている
「嗚呼。いいぞ」
寝支度をさっさと終わらせて寝室に向かう
ゴーゴリの枕はほんの少しだけ濡れており、今はちょっと不安定なんだなと察する
「大丈夫だ。」
私は向かい合う様に寝転がる彼の手を繋いだ
「お前と一緒だから、安心して眠れ」
ゴーゴリは酷く安堵したようでふにゃりと笑う
「全く、シグマ君は不器用だなぁ」
そんな彼に釣られて私も笑ってしまう
「はは、不器用はどっちだ!!」
今日くらいは君と一緒におやすみなさい
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!