コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「傘さんはさー、なんでしゃべんの?」
『最新型AIが搭載された隠密兵器だからだ』
「?」
『傘だと思っていればいい』
「おはよー」
「海!」
いつもの道で、海と会えた!
「あれ? 今日晴れだよ?」
「え、えぇ……傘が持ってけって言うから」
「……遅刻しちゃう!」
逃げようした海にしがみついて、何とか行かないように説得を繰り返し、何とか成功した。
「本当にしゃべるの? この傘」
「うんうん! 昨日変なこと言ってたもん!」
ほんとかーと傘を見つめて、いるが時間がないので先を急ぐことにした。
何とか校門まで来たあたりで、人混みが出来ていることに気付いた。なんだろう?
『同じ存在を感じる』
「へ」
『逃げろ。ここは危険だ!』
自然に私は海の手を引いて、学校前を走っていた。