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第4話 2度目の戦い

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『…次こそは絶対に勝つんや』



『シアワセを手に入れるために』


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「……は、?」

まただ。

また、あの場所に気づいたらいた。

緑の男が言っていた〈空間の狭間〉と思われる場所に気づいたら居た。

さっきまであいつらのために買い物に出ていたのに手には荷物すら無く、あの時とまったく同じ格好だった。

『正義は絶対勝つ。この言葉、俺嫌いやねん』

何も無い空間から突然現れた緑の男が喋り始めた。

『少しくらい悪役に勝ち目があってもええと思わん?』

「…思わんな」

『クハハッ!少しは分かち合えると思ったけどちゃうか!…なら大人しくここで消えてや』


『ここは空間の狭間。ここでどちらかが負けると完全に消滅する。やから、消えたくなかったら本気でかかってこいよ』


「そういう事かよッ!?」


一気に距離を詰めて一撃でやる。

そう思っていたのに、ぐっと前に加速した瞬間緑の男が横に飛び攻撃が避けられる。

さらに、出来たスキを狙って1発攻撃を喰らってしまう。

「ッ……やるやん」

『まあな』

それからは緑の男が一方的に攻撃を仕掛けこちらに攻撃する余地を与えてくれない状態だった。

ただ攻撃を防いでいる内に何か違和感がある事に気がつく。


「はっ、!お疲れみたいやな、!!」

『ッ…そんなわけ、無いやろ!』

嘘だ。

少しずつだが動きが鈍ってきている。


「そこや」

『グアッ…、ハハハ…やるやんけ』

また出来たスキを逃さず攻撃をする。

自分の体力も温存するために少しずつ、でも確実に攻撃を仕掛けていく。


「これで、!終わりや!!!」

一気に距離を詰めて今までより強い攻撃を喰らわせる。

『アガッ…、』


目の前でガクンと膝を付いた緑の男がこちらを睨みながら話す。

『最初から…、決まっ…てたんやな、』


『俺は…俺はやっぱり悪役、』


そう言って、目の前で消えていった。

やっと終わったのか、と思い安心して座り込む。

すると徐々に辺りが元いた場所に戻っていっていた。


帰ろう。

帰って、あいつらと飯を食べて、好きなことをして、ゆっくりするんだ


_______________________

「…しい!」


「素晴らしいよ!!!!なんていい物語なんだ!」


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次回、最終回____映画、再会

8月25日、投稿

お楽しみに

天落記はまだ終わっていない

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コメント

4

ユーザー

うわぁぁぁぉぁぁぁあい ぷえぇぇぇぉぇぇぇえい どわぁぁぁぉぁぁぁあい

ユーザー

たのすみぃっs!!!!!! ヌエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ

ユーザー

神……♪( 'ω' و(و "フリフリ 楽しみだな〜☆ 明日に投稿されないかな〜☆ 楽しみだなー☆

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