走っていると所々に環の物であろうタコの触手が落ちていた
凛)流石にひとりで行かせるのはまずかったか…
ファット)環なら出来る!俺がよぉ知っとる!
凛)ならいいけど…っと、ここら辺か
裏路地に入ると環が壁にもたれ掛かり5人のヴィランに囲まれていた
ヴィラン)おいおい!コイツ雑魚すぎじゃねぇ?え、やばァ一般市民が戦った方がまだ強くね?笑
ヴィラン2)それな!笑こんなんに守られてる一般市民が可哀想だわ〜笑
凛)……(ふーん?いい度胸してんな、私らの気配に気づけないとか馬鹿じゃん)
ぐったりしている環の傍に現れ5人のヴィランの顎に蹴りを入れ縛り上げる
ちなみに…この時、私は時を止めて居た
魔法をとけば7人は驚いていた
切島)え!?な、え!?いつの間にそこに居んの!?
ヴィラン)おいクソアマ!これ解けよ!
凛)うるせぇ、お前らにこいつをバカにする権利ねぇよ、そっち側に堕ちたクソ野郎共が
更に紐を引っ張るとぎゅぅ”っと締まり5人は苦しみ出した
凛)テメェら舐めた態度取ってんじゃねぇよ
ガスッ
ヴィラン3)ウグッ
凛)ファット!サツ呼べ、その間ヒーローが何たるかをこいつらに叩き込んでやる
ファット)な、何するつもりや!止まれ!
凛)お前らヒーローは犯罪者とは言えヴィランに手加減しろって言われてるよな?あたしそれすげぇ嫌なんだよ…
ヴィランの首を片手でギリギリと締め上げて行く
凛)殺されたくなきゃはよ呼べ!
ファット)チッ…
切島)と、とめなくていいんすか!
ファット)今止めたって怪我人が増えるだけや!あいつの要望通りにしたら絶対止まるはずや!
切島)ッ…環先輩を保護します
ファット)頼む
凛)…お前らはどうせあれだろ?弱ぇやつを好きなだけいたぶって…強い奴には媚びへつらって「靴でも舐めます」とか言うんだろ?くっだらねぇ、今この社会にはそんなくだらねぇもんよりもさらに下らねぇ法律があんだよ…知ってるか?
ヴィラン)あ”…あ”れ、だろ…ひーろーは、はん…ざいしゃ、を……ころすなって…やつ、だろ”……
凛)そう、あたしさ…それすげぇ嫌なんだよ…犯罪者は犯罪者だろ?ってな?見ておけよ、豚箱のテレビでよ!
そんな風に話していると警察が到着した
犯罪者を引渡し私は環の傷を治した
凛)環、分かるか
環)り、凛さん…
凛)よく頑張った、ひとりで行かせて悪かった、怖かったな
環の頭を優しく撫で「ごめんね」と言うと環が真正面から抱き締めてきた
凛)ごめん…私の状況把握不足だった
環)いいえ…俺が弱かったんで…
凛)ううん、弱くないよ環は全く…弱くないよ
環の頭を優しく撫で「大丈夫」と言うと落ち着いたのか「帰りましょ」と言って私の手を引っ張った
凛)もういいの?
環)平気です、ファットも切島くんも情けない所を見せました
ファット)ええよ、誰かに甘えたくなるには誰だってあるし
凛)そーそ!だから安心して!
環)はい…!!
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