中学一年の頃──。
すっげぇ緊張したな〜、友達ってどうやって作るんだっけって思ったけど適当に話しかけたらダチが出来た。みんなすっげぇ良い奴ばっかりだけど、 男子は個性が強すぎるし、歩く18禁って言われてる奴もいる、ほぼ授業は真面目に受けていない。 その時は見てて面白いから別に気にはしてなかったんだ、 その時までは、ね。
何日か経って、中学校生活に慣れてきた時 女子特有の”アレ”が始まった。体を触ってきたり、一人の女子を虐めたり。グループを勝手に作って行動したり色んな奴がいた。 この頃から自分が女であることが気持ち悪く感じてきて、「思春期」ってやつだろうか。 それとも別のことか、それもまた分からない。 とにかく体を触られたり集団で行動することが嫌だと感じるようになってきて、「自分に寄ってきて欲しくない」「放っておいて欲しい」「一人になりたい」「ここに居たくない」って、そんなことばかりが頭の中に浮かぶ。
耐えきれなくなったある日は担任の先生に事情を説明し授業を休んで6組で一人で居たりした。私の中学は0から6組まである、その内の0と6は空き教室だった。保健室もあったが先生が苦手だから無理。 一人でいるのは凄く楽だ、誰にも気を使わず、無理にテンションを上げなくてすむから、唯一”ありのままの自分”でいられる。
でも教室に戻った時、1部の男子が自分に舌打ちや、悪口を言ってるのが聞こえた気がした。被害妄想が酷すぎるのか分からないが、「自分に向かって言ってる」それがすぐ分かった。 父親のこともあり、男がさらに怖くなっていった。でも女も苦手、自分自身も怖いどうすればいいのか、と悩んでる時胃が痛くなったりすぐお腹を壊すようになった。母は何時も通り信じてくれない、最近何もかもがダメだ
「失敗」
ずぅっとそればっかりだ、部活動でも喧嘩、教室でも体調が悪く上手くいかない、親も信じてくれない、 誰も、 助けてくれない。
そっから教室に入れなくなった、楽しいと思える事も、大好きだった物も全部何も感じない、楽しいとか幸せって言う感情が一切無くなった。
母が珍しく病院に連れて行ってくれた本当に珍しい。なんの風の吹き回しだろうか、明日空から斧でも降ってくるんじゃないかとかめっちゃ思ったなー。流石に失礼すぎるか? 病院に着いて胃カメラをしたり他にもアンケートとか病院の先生と色んな話もした、そして全て終わったあと結果が出た。
「逆流性食道炎」
「過敏性腸症候群」
そう診断された。逆流性食道炎は若い子には珍しい病気らしい。これも全部彼奴らのせいだ、嫌い、全員大っ嫌い、死ねばいい。
死ね、親も学校の奴らも全員死ね。消えてしまえ。
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