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テラーノベル(Teller Novel)
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「遊園地なんて初めて来た!!!!楽しそう!!」


俺は今、紗羽と遊園地に来ている…何でこんなことに……


-遡ること2日前-


「遊びに行ってみたいなあ」

「行けば?遊園地とか」

「いいの!?行きたい!!!!」

「うん……って、え!?遊園地!?」


…てなわけで遊園地へ……

俺は今絶賛金欠中である…財布の中空っぽ確定だな…


「何乗る!?ジェットコースター!?私乗ったことないから怖いな〜!!」


…紗羽は楽しむ気満々だし。……そうだよな。家族と一緒に…とか、紗羽は体験したことないんだよな。

…よし!!今日は俺が紗羽を思いっきり楽しませる!!!!




「ねぇ……大丈夫?」

「ぉえぇぇええ…げほっ」


まずい…ジェットコースターで撃沈した…ッ

紗羽にとって最高の日にしな…うええぇっ


「気持ち悪い…死ぬ…」

「もー…」


紗羽はベンチに横たわる俺を見て、呆れたようか顔をしている。俺がこんな状態じゃ無理ないか…

その時。紗羽が俺の頭を持ち上げ、紗羽はベンチに座る。紗羽の膝に頭を乗せられた。

これって……膝枕…なんじゃ…自分の顔が赤らめていくのを感じた。


「…おいっ、やめ…」

「これすると落ち着かない?」

「…え?」

「私、小さい頃にお母さんに膝枕してもらったんだ。悲しいとき悔しいとき、お母さんが毎回。そうすると落ち着くんだ〜。」

「紗羽……」

「よくなった?」

「…まだ。」

「じゃあ、もう少しこうしてる?」

「うん…」


きっと俺は、紗羽に恋をしていた。

雨が上がったら、また。

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