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「調子に乗るなよ、テメェ!!!」
「あぐっ!!?」
月歌は甚爾に首を掴まれ、そのまま絞められながら持ち上げられる。
「このままテメェの心ごと、へし折ってやるよ!!!」
「が、ぁ・・・うぐ、ぐ・・・それは、此方の・・・台詞、よ・・・」
月歌は首を絞められた上に持ち上げられ、苦しそうに呻きながらも彼女はもがくのではなく、キスしそうな距離まで近づき、甚爾の傷痕に触れて首を絞められながらも呟いた。
「事象、解放」
すると、甚爾の口元の傷痕から傷が開き、思わず月歌の首から手を離した。
「!!?」
「ゲホッ、ゲホッ!!!」
首を絞められていた月歌は気道が解放されて、咳き込む。
「ゴホッ・・・どうかしら、自分の傷痕が開いた気分は?」