主要当時人物一覧
特別救出部隊第1班主要メンバー
蔵島壱成(18)…2代目主人公 警衛隊ULTIMATE所属
中島佑紀弥(18)…警衛隊ULTIMATE所属
松浦風雅(18)…警衛隊ULTIMATE所属
岡島拓也(28)…警視庁第1機動隊所属
藤浦凌駕(25)…警視庁第1機動隊所属
上本泰斗(25)…東京消防庁特別救出隊所属
川島秀平(25)…東京消防庁特別救出隊所属
武田英智(48)…特別救出部隊第1班班長(神奈川県警第3機動隊所属)
三倉龍介(50)…特別救出部隊長(警衛局監察部所属)
話はまだ亜細亜連合が結成される前の2020年に遡る。
当時、日本国内では暴走族の解散が相次いでいた。そんな中当時、裏社会では名が知られていた現総理大臣の吉井達也が日本最大勢力の半グレグループ亜細亜連合の発足に向けて準備を進めていた。
当時表社会では、IT系の社長として名が知られていた吉井はさらなる会社の勢力拡大のためにアジア全域に会社の勢力を広めるとして亜細亜グループを結成すると発表した。
その亜細亜グループとは後の亜細亜連合だ。吉井は、亜細亜連合のトップの座に宮脇嶺広という男をつかせた。宮脇は亜細亜連合の発足のため日本全国の暴走族を傘下に入れる事を考えた。暴走族を傘下に入れるためには抗争をふっかけないといけない。
そう考えた宮脇は当時、吉井が社長を務めるIT系会社の社員達を抗争に巻き込むことにした。ガソリンを詰んだトラックで暴走族のたまり場に突っ込ませたり、
更には亜細亜連合の悪名を高めるために強姦、殺人、強盗など数々の事件を起こさせた。そしてそんなグループに立ち向かえるような暴走族は今の時代存在しておらず次々と亜細亜連合の傘下に入っていった。
そして3年後の2023年急成長を遂げた亜細亜連合は半グレグループ鳶を傘下に入れ、勢力を日本最大規模にまでする事に成功した。表向きは会社の勢力拡大と謳っていた亜細亜連合は着々と日本国外へと勢力を拡大して行った。
そして亜細亜グループ(亜細亜連合)の代表取締役としていた吉井達也はその勢いのまま政界に飛び込んだのだ。
「下級国民っていうのはその時のIT系会社の社員や社員の家族達の事だ。その会社の社員数は4桁もいた。」BORDERのメンバーから話を聞いた蔵島はあまりの情報量の多さに戸惑っていた。
「今回のIFウイルスを作ったのは亜細亜連合だ。ここからは噂と勝手な考察に過ぎないが、このウイルスを作るように命じたのは吉井総理ではないかと俺らは思っている。感染化が始まる20日前に吉井は新しい法案を作った。緊急事案対処法だ。」
「緊急事案対処法?俺あんま政治とか詳しく無くて…」蔵島が言うと男はため息をついた。
「緊急事案対処法。簡単に言うと緊急事態が起きた時に国会に通さず総理独自で判断を下すことができるというものだ。法律が施行されるまで20日かかる。施行開始となった20日後に感染化が始まった。偶然だと思えるか?」男に言われ蔵島はさっきまで持っていた半疑が薄れていった。
「それに吉井内閣は12年という長期政権を築いている。恐らくは今の国の政治は、吉井の擁護派によって吉井の独裁政治が行われようとしている。どうだ?俺達と手を組まないか?革命を起こすんだ。吉井達也の暗殺を」
「ちょっと待ってくれ。人を殺す革命は間違ってる。」蔵島が言うと男は近くのソファーに腰かけた。
「このままだと自由は無くなる。人民の自由を奪還するために」
「現職の総理大臣を殺すんだろ?いくらなんでもそれは…」蔵島が言うと事務所の奥から銃を突きつけられながら松浦がゆっくりとやってきた。
「お前が勝手な行動すっからついて行ったらこれだよ。話は全て聞いた。俺はその革命に参加する。」
松浦が言った。
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